Saturday, July 18, 2020

【京都】金久保順が胸を張る「優勝できる」の根拠と「遅さ」の使い方(サッカーマガジンWeb) - Yahoo!ニュース

遅攻の質を上げていきたい

 金久保順が實好礼忠監督から与えられているのは、3人で構成する中盤の一角。アンカーの前の、いわゆるインサイドハーフだ。2トップとアンカーとウイングバックをつなぐような立ち位置だから、クリアすべきタスクがとにかく多いポジション。「やりがいはある」と楽しんでいるのが頼もしい。 「前の選手も後ろの選手も助けないといけないので、バランスよく、ですね。最近は前に行けていないので、ゴールに直結できるようなプレーができればと思っています」と自分にさらなる積極性を求めている。  というのも、このチームに大きな自信を持っているから。「優勝を狙える選手、チームだと思っているんです。選手の特徴を生かすのが僕の特徴でもありますし、毎試合、楽しみに迎えています」。もちろん、安っぽい優勝宣言ではなくて、ピッチの上でなければ分からない、確かな重みをこのチームに感じるのだ。「勝ち方を知っている選手もいて、ここまで悪いなりにも勝ち点を取れています。強いチームは負けないことが大事だと思います」  その一人が、ピーター・ウタカだ。清水エスパルス、サンフレッチェ広島、FC東京、徳島ヴォルティス、ヴァンフォーレ甲府と渡り歩いて、日本での6チーム目に京都サンガを選んだストライカー。強烈な運動能力はこれまで所属したクラブで何度も披露してきた。 「京都の武器の一つでもありますし、ウタカがいることによってサイドが空いたり(2列目の)僕たちが空いたりします。もちろん、ウタカ頼みになるのは良くないですけれど、前を向いたときに最初に見つけるようにしています」と全幅の信頼を置いている。  ただ、そこにだけフォーカスするのが危険であることは百も承知だ。先を見据えた課題はクリアになっている。「前にいい選手がいると縦に速い攻撃になりがちです。もちろん、一番大切な攻撃なんだけど、それ一辺倒になってはいけないので、遅攻の質を上げたいんです。ボールを握って相手を広げて、ということを丁寧にやっていけば、今度は速攻も効いてきます。夏場はそれが必要になると思うので、これからしっかりやっていきたいと思います」  夏場の連戦は想像を超えるダメージを選手やチームに与えるだろう。そのときに備えて、「遅さ」を有効に使う手立てを見つけていく。金久保の思考が「負けないチーム」の賢さになるだろう。  5節を終えて2勝2分け1敗の5位。その1敗は2月の開幕戦でのことだから、再開後は負けなしだ。ここからはより一層、「強い京都」への対策が強まってくるろう。 「対策されていると感じることは、ないことはないですけど、もしあってもそれを上回れるような選手がいると思いますし、サッカーができます」 「ボールは持てるのは構えてくれる相手の方ですが、得点が入る匂いがするのは前から取りに来られた場合。ただ、そこの質はまだまだこれからだし、相手を見て、それに応じたサッカーができればいいなと思っています」  出てきても、引いてきても、どちらも崩す自信はある。そう言いたそうだった。

サッカーマガジン編集部

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