Sunday, August 9, 2020

反対が344票上回る 市長「計画は白紙」 垂水市新庁舎の住民投票(南日本新聞) - Yahoo!ニュース

 垂水市庁舎の移転新築計画の賛否を問う住民投票は9日投票があり、即日開票の結果、計画反対が賛成を344票上回った。賛成4080票、反対4424票だった。結果を受けて尾脇雅弥市長は記者会見を開き、「計画を白紙にし、庁舎建て替えの可否を含めて議論する」と話した。市議会6月定例会で可決した事業費16億6061万円は執行しない。 【写真】新庁舎のパース図(垂水市提供)

 市町村合併関連を除き、条例に基づく住民投票で特定の政策の可否を尋ね、民意を反映させるケースは県内で初めて。  市は老朽化した庁舎建て替えのため、2018年3月、海沿いのフェリー駐車場跡(錦江町)を移転先に選定。地盤調査などを進め昨年10月、免震構造の鉄筋コンクリート4階建て(延べ床面積約5900平方メートル)を整備する基本設計が決まった。海に近い移転先は浸水など防災面に不安がある点や、42億8300万円という事業規模に市民から疑問の声が上がっていた。  尾脇市長はこれまで「安全性や財政への影響を考慮し、総合的、専門的視点で進めてきた」と繰り返し説明してきたが、理解を広げられなかった。  当日有権者数は1万2456人(男5836人、女6 620人)。投票者総数は8574人(有効8504、無効70)。投票率は68.83%で、計画の是非が争点となった昨年1月の市長選(74.91%)を6.08ポイント下回った。

 尾脇市長は「結果は残念だが、市民の判断。(現計画の)中身を精査し、改めて市民の声を聞きながら進める」と述べ、検証のための組織を作る方針を示した。  庁舎移転には条例改正が必要となるものの、市議会内の賛否は拮抗(きっこう)。特別多数議決(出席議員の3分の2以上の賛成)が得られない状況が続いていた。建設予算の執行を止める住民訴訟の動きもあり、尾脇市長は7月10日、計画への賛否を二者択一で問う住民投票条例を市議会に提案し、全会一致で可決された。  現庁舎は1958(昭和33)年建設され、現在の耐震基準を満たしていない。2016年の熊本地震後に建て替えの検討が本格化。今年9月着工を予定していた。

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August 09, 2020 at 10:31PM
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