サウジアラムコ、20年の設備投資計画を下方修正－価格戦争の影響か - ブルームバーグ

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、今年の支出計画を下方修正している。自ら仕掛けた原油価格戦争が響いていることを示唆する最初の兆しだ。

　　アラムコは2020年の設備投資額が250億－300億ドル（約２兆6900億－３兆2300億円）になり、来年以降の支出計画については検証中だと発表した。

　　同社は新規株式公開（ＩＰＯ）の目論見書で20年の設備投資は350億－400億ドルを計画していると公表していた。19年は328億ドルだった。

　　アラムコの19年決算は、少数株主持ち分を含めた純利益が3307億リヤル（約９兆4700億円）。前年は4165億リヤルだった。売上高は１兆1100億リヤル（前年１兆1900億リヤル）、営業利益は6749億リヤル（同7984億リヤル）となった。

　　石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟国とそれ以外の主要産油国で構成するＯＰＥＣプラスは今月、追加減産で 合意に至らず、値下げ競争を招いている。

原題：
Aramco Plans 2020 Spending Cut as Oil Plunges and Profit Slips（抜粋）

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March 15, 2020 at 04:14PM
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