静岡経済研究所が25日発表した静岡県内の中堅・中小企業の2020年度の設備投資計画は前年度比5%減だった。19年度に運輸・倉庫業など非製造業の設備投資が大幅に伸びた反動が出る。同研究所の川島康明研究担当部長は「新型コロナウイルスの感染拡大が続けば、ホテル・旅館業などを中心に投資意欲はさらにそがれる可能性がある」との見方を示した。
県内に本社がある中堅・中小企業を対象に2月5日～20日に調査し、351社が回答した。
業種別では非製造業で設備投資が16%減る。19年度に大きく伸びた運輸・倉庫業（12%減）や卸売業（39%減）、小売業（43%減）が低調だ。
一方、製造業は9%増える。食料品（40%増）やパルプ・紙・紙加工品（13%増）などの内需向け製品がけん引する。
企業の設備投資マインドを示す指数は5.5（19年度は10.1）と8年連続でプラスを維持した。ただ、同調査は国内で新型コロナの感染者が増え始めた時期に実施しており、現在の投資マインドは一段と低下している可能性が高いという。
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March 25, 2020 at 03:26PM
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静岡の中堅・中小、設備投資5%減 20年度計画 民間調査 - 日本経済新聞
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