千葉県は、護岸工事などの影響で砂浜の減少が続く九十九里浜の全域に、幅40メートル以上の砂浜を確保するための計画をまとめました。
千葉県の9つの市町村にまたがり、全長およそ60キロに上る九十九里浜は、東京オリンピックのサーフィン会場に選ばれるなど、日本有数の砂浜海岸ですが、護岸工事や地盤低下などの影響で砂浜の減少が続いています。
砂浜が減ると高潮や高波の被害を受けやすくなり、海水浴場として利用できなくなるほか、貝類がとれなくなるなど水産業にも影響を及ぼします。
このため、千葉県は九十九里浜の砂浜を守る初めての計画を策定しました。
計画では、今後30年間で、全域に幅40メートル以上の砂浜を確保することを目標にしています。
砂が豊富な漁港の周辺から毎年、9万立方メートルずつの砂を運び入れたり、砂浜の浸食を防ぐため沖合に波消しブロックを整備したりして砂浜を回復させるとしています。
総事業費はおよそ340億円で、千葉県河川整備課では「地球温暖化による海面上昇でさらなる砂浜の減少も予想されるので、必要に応じて計画を見直し、九十九里浜を守っていきたい」と話しています。
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July 13, 2020 at 06:06AM
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九十九里浜 減少続く砂浜を確保する計画策定 千葉 - NHK NEWS WEB
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