2020年03月20日15時24分
【ワシントン時事】米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）は１９日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、次世代ロケット「スペース・ローンチ・システム（ＳＬＳ）」と宇宙船「オリオン」について、ハードウエアの生産と試験を一時中断すると発表した。ＮＡＳＡは２０２４年の実現を目指す人類の月面再訪にＳＬＳとオリオンを活用する方針で、中断が長引けば計画に影響が及ぶ可能性もある。
ＮＡＳＡは声明で、ＳＬＳとオリオンの開発を担うステニス宇宙センター（ミシシッピ、ルイジアナ州境）とミシュー組立工場（ルイジアナ州）を対象に、新型コロナウイルス対応で２０日からスタッフを在宅勤務に切り替えると表明した。ともに周辺地域で感染者が増加し、ステニス宇宙センターではスタッフ１人の感染が確認されたためという。
ＮＡＳＡのブライデンスタイン長官は、一連の措置で「任務に影響が出ることを認識しているが、ＮＡＳＡで働く人々の健康と安全が最優先だ」と説明した。月面再訪を含む計画の遅れなど、具体的影響には言及していない。 
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March 20, 2020 at 01:30PM
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ＮＡＳＡ月面再訪計画に影響も 新型コロナで宇宙船の生産中断 - 時事通信ニュース
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