Wednesday, March 4, 2020

御前崎の産廃処理施設計画 市長に質問相次ぐ - 中日新聞

 御前崎市池新田地区での民間産業廃棄物処理施設の建設計画を巡り、四日の市議会二月定例会の一般質問で、市議から柳沢重夫市長の姿勢を問う質問が相次いだ。建設反対が多数を占めた住民投票結果に基づき、柳沢市長はあらためて「住民の合意形成がなされない限り、施設はできない」と繰り返した。建設予定地の賃貸借契約解除には踏み込まなかった。

 四月の市長・市議選を控えた最後の一般質問で、登壇者五人のうち四人が産廃問題を取り上げた。住民投票で建設反対票が九割に達したことで、柳沢市長は事業を計画する大栄環境(神戸市)に計画断念を要請した。同社は計画を中断し、住民理解を得た上で、再開する意向を示している。

 土地を管理する池新田財産区は同社に建設予定地を貸している。柳沢市長は財産区管理者として土地の賃貸借契約に押印しており、市民の批判を受けた。重要事項の決定は財産区管理会の同意が必要な上、訴訟に発展する懸念もあり、柳沢市長はこれまで契約解除に言及していない。

 斎藤洋市議は、特別地方公共団体である財産区を柳沢市長が「民間組織」だと誤解し、権能を理解せずに契約したなら「錯誤に基づく契約だとして、いったん破棄を申し入れるべきだ」と指摘した。

 大栄環境は産廃施設で御前崎市の家庭ごみを受け入れると明言しており、水野克尚市議は、耐用年数が迫る市の家庭ごみ焼却施設の将来構想と並行して対応するよう求めた。

(河野貴子)

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"計画" - Google ニュース
March 05, 2020 at 03:10AM
https://ift.tt/2x45LXA

御前崎の産廃処理施設計画 市長に質問相次ぐ - 中日新聞
"計画" - Google ニュース
https://ift.tt/2RKVlEs
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Share:

0 Comments:

Post a Comment