トヨタ自動車の国内生産が急ピッチで回復の動きをみせている。新型コロナウイルスの感染拡大前の計画に対し、8月以降は9割を超す水準まで戻す見通しだ。世界中で需要が蒸発し、生産もストップ。リーマン・ショック後より「深い谷」になるとした危機のまっただ中から約3カ月。トヨタを支える足元で、起こっていたこととは。
7月3日、トヨタの国内工場は久しぶりに、いつもの金曜日を迎えていた。週休3日が続いた6月から一転、この日から稼働日になった。ハイブリッド車のプリウスなどをつくる堤工場(愛知県豊田市)では午前6時前、出勤する従業員が列をつくった。同じころ、高級ブランド・レクサスなどを手がける元町工場(同)でもトラックがひんぱんに出入りしていた。男性従業員は「これから忙しくなる」と話し、足早に工場に向かった。
拡大するトヨタ自動車の堤工場でも毎週金曜日は非稼働日が続いてきたが、7月からは稼働日に戻った。従業員や部品を運ぶトラックが次々と工場内に入っていった=2020年7月3日午前5時37分、愛知県豊田市、石塚大樹撮影
新型コロナは、前年まで世界で1千万台の車を売り、売上高30兆円を超えていたトップメーカーのトヨタも直撃した。つい3カ月ほど前は、中国から始まった需要の蒸発が、欧州や米国、日本へと世界の主要市場に連鎖した。
リーマンよりも「深い谷」
「コロナ・ショックは(12年前の)リーマン・ショックよりもインパクトははるかに大きい」。豊田章男社長は5月、決算発表のウェブ会見でこう言い切った。
拡大する決算説明会のウェブ会見で語るトヨタ自動車の豊田章男社長=2020年5月12日
20年度のグループの世界販売見通しは890万台。1045万台だった前年から15%減り、リーマン後に11%減だった減少幅を上回る。国内生産の半数以上は輸出に振り向けるため、海外の動向に大きく左右される。実際この4~6月は、コロナ前の計画より国内で約3割減、海外で約4割減と大規模な減産を余儀なくされた。
記事後半で逆風のなか、「カイゼン」や攻めの投資に打って出る、部品メーカーの動きを描いています。
それが7月の国内生産は計画の…
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July 10, 2020 at 05:00AM
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トヨタの生産計画に下請け「強気だ」、危機突破の3カ月 - 朝日新聞デジタル
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