Monday, March 16, 2020

薄毛、ED、寿命。加齢によるテストステロンの減少で起こること(Tarzan Web) - Yahoo!ニュース

近頃、加齢によるテストステロンの減少は従来の予想よりも心身に大きなインパクトを与えるとわかってきた。薄毛、ED、寿命まで、男性によっていかにテストステロンが重要なのかをお伝えします。[取材協力/久末伸一(千葉西総合病院泌尿器科部長)]

1. テストステロンは、加齢で減る。

歳を重ねても、テストステロンは女性ホルモンほど急激には減らない。だが近頃、加齢によるテストステロンの減少は、従来の予想よりも心身に大きなインパクトを与えるとわかった。

体内を循環するテストステロンには3つのタイプがある。

もっとも多いのは、肝臓が作るタンパク質であるSHBG(性ホルモン結合グロブリン)と合体したSHBG結合テストステロン。全体の35~75%を占める。次に多いのは、やはり肝臓で合成されるアルブミンというタンパク質と合体したアルブミン結合テストステロン。これが全体の25~65%。そして最後は何とも結合していないフリーテストステロン。わずか1~2%しかない。

SHBG結合テストステロンは分子量が大きすぎて細胞内に入れないため、テストステロンとしての活性がほとんどない。体内で活躍できるのは、アルブミン結合テストステロンとフリーテストステロン。両者を合わせて生物学的活性テストステロンと呼ぶ。心身に響くのは、この生物学的活性テストステロンの減少だ。

「加齢でもトータルのテストステロン量はそう減らないのに、生物学的活性テストステロンは緩やかに減ってくるため、それに応じてさまざまな不調が起こりやすいのです」

2. テストステロンが減ると薄毛になりやすい。

テストステロンが多い人は毛深いというのは俗説だが、テストステロンが減ると薄毛(進行性男性型脱毛症。以下AGA)になりやすいというのは真実。

AGAの直接の原因は、テストステロンが5αリダクターゼという酵素で転換されたジヒドロテストステロン(DHT)。毛根の細胞に作用し、生え替わりの周期であるヘアサイクルを短くする。結果、未熟で細く短い毛が増えるので、頭髪は薄くなるわけだ。

逆説的だが、DHTが増えるのは、テストステロンが減ったから。

「DHTはテストステロンの30倍もの活性がある物質。テストステロンが減ると、それを補おうと酵素で転換されるDHTが増えるため、AGAが起こりやすくなるのです」

AGA治療薬である《プロペシア(成分名フィナステリド)》は、テストステロンからDHTを合成する酵素の働きをブロック。ヘアサイクルを正常化して太い頭髪を増やす。

DHTは前立腺にも働きかけて、前立腺肥大を起こす。前立腺肥大にも、AGA同様にDHTを合成する酵素を阻害する薬が使われる。

ただしDHTは、脳で記憶を担う海馬に不可欠。AGAや前立腺肥大を治すためにDHTを減らしすぎると海馬が萎縮してしまい、認知症になる恐れもある。

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