Friday, July 10, 2020

「空気感染」の可能性伝えるセンセーショナルな報道が拡散。専門家「3密回避と換気が重要」 - BuzzFeed Japan

WHOへの意見書でそのリスクが語られた「空気感染」について、正しく理解するには飛沫感染、空気感染、エアロゾルといった言葉を理解することが必要になるという。

坂本さんはによると、専門機関が発行する感染対策ガイドラインでは通常、「1mから2mほどの距離まで届く比較的大きな飛沫が粘膜に直接接触することによる感染」を飛沫感染、「空気中を漂う小さなサイズの飛沫(エアロゾルや飛沫核とも呼ばれる)や埃を吸入することによる感染」を空気感染と定義している。

その上で、どのような対策が必要となるのか。「飛沫、エアロゾル、飛沫核といった粒子の定義や、飛沫が飛散する距離などは専門家の間の中でも意見が分かれ、固まりきらない部分がある」ため、「新聞の1つの記事では収まらないくらいの説明がなければ、一般の人には正確には伝わらないのでは」と言う。

そのような中で、感染症の専門家として今回の各社の報道をどのように見ていたのだろうか。

「空気感染と書いて嘘ではないんですよ。嘘ではないんです。でも、言葉を投げつけるのは良くない」

「受け手がどのように理解をするのか、おそらくわかった上で書いているとは思います。空気感染と書けば、『え!』と、みんな驚きますよね。それだけを見れば、誰もが怖くなりますよ。そうした思惑が透けて見えますよね」

「センセーショナルなタイトルをつけて注意を引く。よくあるやり方であることは、理解しています。でも、もう一歩、誠実な対応を求めるとすれば、せめてサブタイトルに『でも、3密を避ければ大丈夫』といった情報を入れていただきたいと感じます」

むしろ飛沫感染に警戒を

「一般社会に生きている人が、『感染性のあるウイルスが空気中に充満する環境』に遭遇する可能性はあまり高くありません。可能性だけで考えれば、意図的にそういった場所へと行かなければ、遭遇しづらいと思います」

3密回避を行うことで、新型コロナの”空気感染”のリスクは基本的には回避することが可能だ。坂本さんは、「日本は、3密の回避については、かなり実施できている」と評価した上で、空気感染よりも大きな目の前のリスクに対策を講じるべきだと訴える。

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