Googleは、Cloud Printサービスを2020年末に終了すると発表済みですが、それに変わる機能をChrome OSに追加するよう取り組んでいるようです。
Cloud Printとは、インターネット経由でプリンタを制御して印刷を行なう機能。実際はWebアプリとなっており、Chromeブラウザを介してのWebアクセスなどにより、PCやスマートフォンといった幅広いハードウェアから、プリンタドライバのインストールの必要なく印刷が実行できるというもの。
とくにChrome OSでは、標準の印刷機能として位置づけられてきました。当初は印刷すらままならなかったChrome OSですが、その後Cloud Printに対するいくつもの改修や機能追加が行われ、現在では「Ctrl + P」のショートカットだけで簡単に印刷が行えるようにまでなっています。
ただし一方でCloud Printはプリンタ側からの情報通信が弱く、せっかくネット経由で印刷できるサービスなのに、トラブルが発生した場合の確認や解消手段が取れないというデメリットも。
例えばなかなか印刷されないといった場合などは、印刷待ちのキューに入っているのか、プリンタ側のエラーになったのかなどをリモートで確認する手段がありません。印刷をキャンセルしたい場合も、印刷キューでの待ちでない場合はプリンタ側での操作となるなど、使いにくいところがありました。
こうしたCloud Printですが、Chrome OSのネイティブ印刷機能が改善されたことを受けて、2020年12月31日にサポートが終了されます。
ただし、現状のネイティブ印刷機能では、Cloud Printの機能がそのまま引き継がれるわけではありません。例えば印刷ジョブの管理機能などは、現在は利用できないところとなっています。
こうした現状からは、今後のChrome OSでは高度な印刷機能を見捨てるのか、とも思われてきましたが、今回この点での機能強化が考えられていることが判明したという次第です。
その証拠となるのが、Chrome OS固有の設定フラグ「chrome://flags」から、印刷管理アプリ(Print Management App)の項目が見つかったこと。説明としては、以下のような記載がなされています。
Print Management App
Enables the print management app that allows Chrome OS users to view and manage their native print jobs.
#print-job-management-app
現状ではまだ開発の初期段階ですが、Chrome OSに足りていない印刷ジョブの管理を行う機能となっています。またCloud Printからも機能が強化され、先述したホスト側からのプリンタエラーの確認や印刷の中断なども行える仕様となる模様です。
加えてchrome://flags画面では、印刷だけではなく、スキャナーに接続し、写真やドキュメントを取り込むための機能を示唆する項目も確認できるため、こうした機能強化にも取り組んでいるようです。
これらの機能がいつ正式リリースとなるのかは定かではありませんが、遅くともCloud Printが終了する2020年内までにはリリースされるものと考えられます。
"計画" - Google ニュース
March 13, 2020 at 08:11AM
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Chrome OSの印刷とスキャン機能強化をGoogleが計画。印刷ジョブなどネイティブ管理に - Engadget 日本版
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