[ブリュッセル 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)の競争当局が米半導体大手エヌビディアによる英半導体設計会社アームの買収計画を巡る調査を一時的に停止したことが、欧州委員会の文書で明らかになった。追加の情報が得られるのを待つという。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、企業はロックダウン(都市封鎖)や人員不足に苦慮する中で顧客からの情報収集に取り組んでおり、こうした調査の遅れは珍しくない。
EU競争当局は10月、エヌビディアによるアーム買収は価格上昇や選択肢の減少、技術革新の停滞につながる可能性があるとして正式な調査に乗り出した。
また、米連邦取引委員会(FTC)は先週、買収計画の差し止めを求める訴訟を起こした。
英当局も詳細な調査を行う方針を示している。
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