Thursday, March 12, 2020

福島市の公共施設再編/再開発は事業計画を策定/市役所西棟は上期に計画・設計 - 日刊建設通信新聞

 福島市の中心市街地にある公共施設の再編に向けた大型プロジェクトが2020年度に大きく動き出す。福島駅前再開発準備組合が計画している再開発ビルと合築する交流・集客拠点施設は3月中に基本計画を成案化し、以降の整備を準備組合に委ねる。組合側は月内に都市計画決定を受けて、市の計画内容を事業に反映させて設計を進める。来年度は本組合移行に向けて事業計画を策定する。市役所西棟は5月にも開催する市民懇談会までに基本計画策定のための諸元を示す。その後、上期中に基本計画・設計業務の発注手続きに着手する。消防本部・福島消防署庁舎は庁内で基本計画を検討するほか、これらの進捗を踏まえつつ、図書館の建設候補地を検討していく。 JR福島駅東口前で計画されている再開発ビルの規模は、高層ビルなど3棟総延べ約8万3000㎡。このうち、市の交流・集客拠点施設は中央に位置する棟の4-7階などに配置する。
 規模は延べ約1万3000㎡を想定し、コンベンション機能を強化する約7000㎡の大ホールエリア(約1500席)のほか、約3000㎡のイベント・展示ホールエリア、約2000㎡の練習室・会議室エリア、事務室や機械室、バックヤードなど約1000㎡で構成。保留床取得額は約150億円と試算している。
 再開発ビル全体の供用部分となる地上階エントランスホールを開放的で華やかな空間構成とし、目的の施設に総合案内や低層部の商業施設などと分断することなく、人の流れを上層階に導く動線機能などを設ける予定だ。
 再開発ビルの基本設計は山下設計が担当し、事業協力者として野村不動産が参画。交流・集客拠点施設の基本計画は建設技術研究所が担当している。22年度の着工、26年度の開館を目指す。
 東日本大震災の影響で事業を延期していた市役所西棟は、山下設計・田畑建築設計事務所JVが実施設計まで完了させていたが、老朽・狭あい化している市民会館と中央学習センター、敬老センターなどの一部機能と統合・複合化する。
 20年度予算案に基本計画・設計業務委託費として5000万円を計上。21年度に実施設計に着手し、22年度の着工を予定している。
 一方、消防本部・福島消防署庁舎については、今月1日に木幡浩市長が市議会で有力建設候補地を「西棟建設後の市民会館移転跡地」とする方針を表明し、庁内で基本計画を詰めていく。既存施設の規模はRC造3階建て延べ1445㎡。
 また、図書館整備は既存本館の老朽化に加えて、図書館分館や学習センター図書室などとの統合を視野に入れた再構築する。
 昨年12月に有識者で構成する再整備検討委員会が木幡市長に対し、適地は「現在地のほか、中心市街地内で再編が検討されている他の公共施設用地も候補に検討することが必要」とする報告書を提出。これを基に、再編状況を踏まえながら適地選定のための考査を継続する。
 現本館の規模はRC造3階建て延べ2694㎡で、蔵書数は約43万6000冊。同市全体では約91万冊となる。

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March 13, 2020 at 04:04AM
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