東京オリンピックのサーフィン会場がある千葉県一宮町は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、競技の開催期間にあわせて計画していた独自のイベントを中止することを決めました。
千葉県一宮町は、東京オリンピックの競技の開催にあわせた７月２５日からの８日間、観客や大会関係者を歓迎するため、「ＣＡＴＣＨ ＴＨＥ ＷＡＶＥ」と題したイベントを町の主催で開くことにしていました。
今年度予算に事業費２７００万円あまりを盛り込み、町役場周辺の駐車場を中心に飲食物や特産品の販売や地域の歌や踊りの披露などを計画していて、町によりますと、これまでに４０ほどの団体から出店や出演の応募があったということです。
しかし、今月、東京都に緊急事態宣言が出て千葉県内の「まん延防止等重点措置」地域も拡大される中、一宮町は感染拡大を防ぐためイベントを中止することを決めました。
一宮町企画課は「この地域をＰＲするためのいい機会だったが、コロナの収束が見えず、急に状況がよくなることは考えにくいため関係者の健康と安全を優先することにした」と話しています。
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