今日ご紹介した企業は、ソウル市江南(カンナム)区にあるIT企業、「マーブラス」です。「マーブラス」は、2015年に設立された会社で、韓国で初めてバーチャルリアリティー、仮想現実を採用した語学学習コンテンツを開発し、注目を集めています。
外国語の習得において最も効果的な方法は、海外に行って現地の人々に接しながらコミュニケーションすることです。しかし、海外研修や留学は、費用と時間がかかり、誰でも行けわけではありません。「スピーキット」は、こうした課題を解決した実感型コンテンツです。 「スピーキット」は、仮想現実の中で海外に渡り、現地の人たちと会話をすると、AI=人工知能がユーザーの声を認識し、それに応じて仮想現実の中に登場する人物が適切な会話をし、会話が続いていく反応型の英会話学習コンテンツです。人間の感情・感性データを収集し、AIによって認識・解析する技術を採用していることも「マーブラス」が持つ強みです。
仮想現実と人工知能を用いて、いつ、どこでも、海外にいるような感覚で語学学習ができる「スピーキット」は、国内外の通信キャリアからラブコールを受けています。5G=第5世代移動通信システムが通信の主流となったとき、特に真価を発揮すると言われているのがAR=拡張現実やVR=仮想現実です。「マーブラス」は、去年5Gサービスを始めた通信大手SKTからメインコンテンツとして選ばれており、今後、サービスを拡大することが見込まれています。
この会社は、すでに中国と日本でビジネスを始めていて、ことしは、東南アジア、中東、ヨーロッパなど、より多くの国・地域へとビジネスを広げる計画です。
VR学習業界の「ディズニー」と評価されている「マーブラス」は、未来の教育が進むべき方向をはっきりと指し示しています。
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May 04, 2020 at 02:00PM
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学習コンテンツを手がける「マーブラス」 - KBS WORLD Radio News
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