ロシアは石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国から成る「OPECプラス」で合意した生産水準を順守しつつ、7月には減産緩和に着手する方針を固めている。同国の姿勢に詳しい関係者が明らかにした。
OPECプラスは4月、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で需要が冷え込んだことを受け、世界の原油生産を削減する 歴史的な合意を成立させた。合意には7月から減産規模を段階的に縮小することも含まれているが、合意以来サウジアラビアは追加減産で相場を押し上げようとし、同国と関係の深い湾岸諸国も歩調を合わせている。OPECプラスの次回会合は6月9-10日に予定されており、参加国は減産延長か緩和か考えを巡らせている。
匿名を条件に語ったロシア政府当局者3人と業界関係者2人によると、ロシアは当初の計画を堅持する。ペスコフ大統領報道官は26日に記者団に対し、OPECプラスの合意は「間違いなく成功」だとしつつ、2週間後の次回会合まで状況を見守ると述べていた。
原題:
Russia Wants to Ease Cuts From July in Line With OPEC+ Plan (3)(抜粋)
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May 27, 2020 at 08:19PM
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ロシアは7月から減産緩和方針、OPECプラス当初計画から変更せず - ブルームバーグ
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