Wednesday, May 27, 2020

県内小中学校、学習進度は計画の3割 県教委が調査 - 信濃毎日新聞

 県教委は27日、新型コロナウイルス対策の臨時休校で、県内の小中学校の学習進度が計画の約3割にとどまっているとの調査結果を公表した。9割超の学校が夏休みや行事の縮減を検討中という。県教委は県立中学・高校の来春入試で授業の遅れなどで受験生に差が出ないよう、全ての小6、中3が授業で学び終えられると想定される範囲に出題をとどめる方針を決めた。

 調査対象は公立小学校355校と中学校187校。5月末時点で授業の進み具合などが計画と比べてどの程度になりそうか担任教師に聞き取るなどし、学校ごとの平均値をまとめた。結果、学習進度は全県平均で小学校、中学校ともに32%だった。

 学習進度が80%以上とした小学校が12校(3%)、中学校が13校(7%)ある一方、20%未満とした小学校は94校(27%)、中学校は75校(40%)。県教委学びの改革支援課は「地域によって休校開始や授業再開の時期が異なった上、分散登校中も通常に近い授業を行えた小規模校もあり、条件面による要因が大きいと考えられる」としている。

 学習の遅れを挽回する取り組みでは、小学校、中学校のともに97%が学校行事の中止や短縮と回答。夏休みの短縮も小学校96%、中学校95%に上った。授業時間を短くすることで授業数を増やしたり、放課後などを補習に充てたりする小中学校もある。

 こうした状況から、県教委は現在、小中学校が入試までにどの程度まで学習を終えられそうか調査を進めていると説明。中学の適性検査については6月、高校入試については7月に、それぞれ出題範囲を公表するとしている。

 中学校の部活動などの大会実績などを合否判定の判断材料に使う場合は、新型コロナの影響で大会などが中止や延期となり参加できなかった生徒が不利にならないよう、参加することができた他の大会などの実績を用いて評価する方針も決めた。

 また、県内では12日を最後に新たな新型コロナの感染者は見つかっていないことから、31日まで分散登校期間としている県立の中学、高校、特別支援学校は6月1日から通常登校に切り替えるとした。

(5月28日)

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