バイデン米大統領は12日、民主・共和両党の上下両院議員８人をホワイトハウスに招き、先月提案した２兆2500億ドル（約246兆円）規模のインフラ計画について意見を交わした。
バイデン大統領は会議の冒頭、「米雇用計画」と題した提案を巡り「交渉の用意がある」と表明。「インフラの大幅拡充の必要性は誰もが認めるものと考えられ、何をインフラと呼ぶかが焦点となる」と話した。
ホワイトハウスで開催された会議の様子（４月12日）
Photographer: Amr Alfiky/The New York Times/Bloomberg
出席者の１人である共和党のウィッカー上院議員は会議後に記者団に対し、インフラ計画に盛り込まれた増税案を支持する同党議員はいないと、大統領に話したことを明らかにした。また、インフラの広範な定義について見解の違いがあると語った。
一方、民主党のペイン下院議員は、ハイウエープロジェクトの財源として連邦ガソリン税が話題になったと述べるとともに、バイデン大統領が提案額よりも少なめの支出にオープンな姿勢を示唆したと話した。
ホワイトハウスの当局者１人は、バイデン大統領としては引き続きガソリン税増税を支持する考えはないと、匿名を条件に明らかにした。
原題： Senator Tells Biden GOP Won’t Back Tax Hike: Stimulus Update（抜粋）
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