米連邦破産法11条の適用を申請したレンタカー会社 ハーツ・グローバル・ホールディングスは17日、新株売り出しを通じた資金調達計画を停止すると明らかにした。当局との協議を受けた措置で、最大５億ドル（約約530億円）の調達に向けた計画に少なくとも一時的に待ったがかかった格好だ。
米証券取引委員会（ＳＥＣ）への届け出によると、ＳＥＣ当局者に指摘された問題に対応するためだという。17日の米株式市場で、同社の株価は５セント（2.6％）高の２ドルで終了。社債価格は下落した。
ハーツは届け出で、新株売り出しの「性質やタイミングについてＳＥＣの理解がさらに得られるまで、計画は棚上げされる」と指摘。現時点で株式を売り出しておらず、アドバイザーがＳＥＣと定期的に連絡を取っていると説明した。同社の担当者はコメントを控えた。
ＳＥＣのクレイトン委員長は17日、ＣＮＢＣとのインタビューで、 「開示情報について意見があるとＳＥＣが通知した場合、そうした状況が解消されるまで、企業が計画を前進させないケースがほとんどだ」と述べた。
法律事務所ドーシー・ホイットニーのパートナーでＳＥＣの上級顧問を務めた経験を持つトーマス・ゴーマン氏は、ハーツの計画の異例の性質とリスクを踏まえ、ＳＥＣはさらに詳しく調べたいと考えているのではないかと語った。
原題：
Hertz Suspends Sale of ‘Worthless’ Stock Amid SEC Scrutiny (3)（抜粋）
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June 18, 2020 at 10:54AM
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ハーツが新株売り出し計画を停止、最大５億ドル調達に当局が待った - ブルームバーグ
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