長期借入金9億、全額返済
多額の累積赤字の解消に伴う長期借入金9億500万円の返済に向け、2001年度から財務改善計画に取り組んでいる八重山漁協(上原亀一組合長、正組合員234人)は、2020年度で計画を達成する見通しとなった。2019年度決算で借入金残高は4027万円となっており、計画最終年度の20年度で返済する。市民会館中ホールで26日行われた20年度通常総会で議案が承認された。
財務改善計画で八漁協は手数料の引き上げ、クルマエビ養殖や「海鮮館」運営など赤字要因事業の切り離し、本所2階の閉鎖など経営のスリム化を図り、長期借入金の返済を続けてきた。
同計画の達成見通しを受け、コロナウイルスの影響に伴う組合員への支援策5002万円を含む2億5000万円の短期借入金を今年度事業計画に計上。借入金の使途と返済などについては、今年度で策定予定の次期中長期計画に盛り込む考えだ。
19年度事業によると、事業利益は8334万円。事業管理費などを差し引き、事業外収益などを加えた余剰金は1305万円。前期の繰越金を加え、1341万円の黒字を確保した。
20年度では、事業利益の確保と財務改善計画の達成を重点事項の一つに掲げ、効率的な業務推進、債権回収機能の充実などを図る。国などの支援事業を活用して漁業支援の持続的な利用と地域の活性化も目指す。
日台漁業取り決めに対しては、八重山北方三角水域の操業ルール見直しについて台湾側と交渉する、とした。
経年劣化と老朽化が進む漁船保全施設については今年度内に実施設計を行い、次年度以降に整備する。現施設を撤去し建て替えるもの。防衛省の鳥島射爆撃場等周辺漁業施設設置助成事業で実施、実施設計費として1480万円(うち補助予定額1356万円以内)を予定している。
このほか総会では竹富町の海底送水管更新工事、県の漁港施設機能強化事業(波照間漁港)と川平海岸護岸整備工事などに伴う岩礁破砕についても同意した。
総会出席者からは▽農林水産物流通不利性解消事業の対象魚種へのマチ類追加▽輸送コストの低減ーなどを要望する声があった。輸送コストについては、発泡スチロールを販売する事業所が石垣市から撤退したため、本島から購入しなければならず購入価格が倍近くになっているという。
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June 27, 2020 at 08:11AM
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