Thursday, June 4, 2020

「仕事にならない!」全国の将棋ファンが見つめる棋聖戦挑決は藤井聡太七段(17歳)が反撃に転じる(松本博文) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

 6月4日。東京・将棋会館において第91期ヒューリック杯棋聖戦・挑戦者決定戦▲永瀬拓矢二冠(27歳)-△藤井聡太七段(17歳)戦がおこなわれています。

 対局は10時開始。永瀬二冠先手で、戦型は相掛かりです。

 藤井七段は飛車先の歩を交換した後、永瀬陣の角頭に歩を打ちました。わずか4分での決断です。過去に実戦例があり、藤井七段自身も経験がある形ですが、ここに歩を打てば収まらなくなります。

 永瀬二冠は端に角を逃げた後、悠然と飛車先の歩を交換します。「端角には端歩」が将棋のセオリーで、後手からは端攻めが見えています。しかしその順は角香交換の駒損になっても先手が指せるようです。時間の使い方の早さからして、永瀬二冠の準備の深さがうかがえます。

 藤井七段が端攻めに出れば一気に激しくなるところ、藤井七段は49分考えて自重しました。序中盤で惜しみなく時間を使うのが藤井七段のスタイルです。それはもちろん、終盤で時間がなくても正確に指せるという自信の表れでもあるでしょう。

 昼食休憩後の29手目。永瀬二冠は気合よく飛車交換を迫ります。藤井七段もそれに応じ、中盤を通り越し、もう終盤と言ってもおかしくはない展開となりました。

 将棋史に残るであろう大一番。対局の推移が気にならないファンはいないでしょう。全国各地からは「仕事にならない」という悲鳴が聞こえてきます。

 永瀬二冠は角と桂のコンビネーションで中住居(なかずまい)に構える藤井玉の上部をねらいます。

 藤井七段は一手でも受けを間違えればあっという間に敗勢に陥りそうなところ、時間を使って、正確に受け続けます。

 飛桂と角銀が交換された後、永瀬二冠は手にした角銀を藤井陣に打ち込んで寄せに入ります。

 対して藤井七段は桂を打って反撃に出ました。対して永瀬二冠はじっと銀を引いて受けます。形勢はほぼ互角。ただし時間は大差がつきました。

 53手目が指された時点で、持ち時間4時間のうち永瀬二冠は1時間34分。対して藤井七段は42分。手番の藤井七段はそこでさらに時間を使って、どんどん時間がなくなっていきます。

 54手目、藤井七段は26分を使って永瀬陣に迫る攻めの銀を打ちます。残り時間はわずかに16分となりました。藤井七段は一度席を立ち、戻ってきた時にマスクをはずして、ズボンのポケットにしまいました。

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June 04, 2020 at 03:32PM
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