本編映像初公開となる特報は、めまぐるしくカットが変わり、作品が描く怒とうの展開、そしてインパクトと熱量が存分に伝わるものとなっている。描かれるバイオレンスやドラマは、テレビでは絶対に観ることのできない、映画館で見るべき禁断の衝撃作であることは間違いない。
松坂演じる日岡、鈴木亮平演じる上林、そして尾谷組や五十子会、広島仁正会などの面々はどのような物語を刻むのか。さらに、渋川清彦、毎熊克哉、筧美和子、青柳翔、三宅弘城、宮崎美子、寺島進、宇梶剛士、かたせ梨乃ら、9人のキャストの役柄が明らかになった。
■新たに発表されたキャスト:役名/コメント
【渋川清彦:尾谷組・組長代行 天木幸男(あまぎ・ゆきお)役】
スクリーンで「孤狼の血」を観た時、自分もこのスクリーンの中にいたかったと想いが強くあったので、続編に出演できて嬉しい限りです。組長代理の天木として、大上の遺志をまとった日岡と少しですが対峙でき、慣れない広島弁に緊張しながら心踊る現場でした。『孤狼の血』が続く事を期待します。
【毎熊克哉:五十子会上林組・舎弟頭 佐伯昌利(さえき・まさとし)役】
上林という男の7年間をそばで守ってきた上林組の「背景」となる役どころで、上林組がいきいきしていることを表現することが一番大事だと感じていたので、思いっきり演じました。私は広島出身なので、“ザ・広島弁”というのを演じられるのも楽しかったです。
【筧美和子:神原ピアノ教室の講師 神原千晶(かんばら・ちあき)役】
もともと白石和彌監督の作品が大好きで、中でも『孤狼の血』は衝撃的な作品でした。自分の中に響いて残っていた作品なので、続編のオファーをいただいて、最初は驚きました。うれしさと不安がどちらもありましたが、とても激しく、刺激的な現場を経験させていただきました。
【青柳翔:徳島刑務所・刑務官(千晶の兄) 神原憲一(かんばら・けんいち)役】
白石監督には、同郷ということもあり勝手に親近感を抱いていました(笑)。僕の祖父は実際に刑務官だったので、台本を読んだ時に、一番に祖父が頭に浮かびました。現場では物凄いやりがいを感じましたし、みんなが待ち望んだ続編だと思うので、たくさんの方に観ていただきたいです。
【三宅弘城:広島県警本部・捜査一課 中神悟(なかがみ・さとる)役】
念願の白石組、『孤狼の血』の続編だと聞いて心が踊りました。刺激的な撮影の日々で、松坂桃李さんと鈴木亮平さんの役を超えた怪演ぶりには度肝を抜かれました。そして、この作品の雰囲気と相反する監督の優しさと、刑事役を共にした中村梅雀さんの脚の速さには感動しました(笑)。凶暴で強烈で最狂な作品です!
【宮崎美子:瀬島刑事の妻 瀬島百合子(せしま・ゆりこ)役】
今まであまり出演経験の無いタイプの作品だったので、私はどういう役割なのかと驚きましたが、以前2時間ドラマで夫婦役を演じた梅雀さんとご一緒ということもあり、安心して現場に臨むことができました。殺伐とした作品なのに現場の雰囲気はとても明るく楽しく、公開が楽しみで仕方ないです。
【寺島進:二代目五十子会・会長 角谷洋二(かくたに・ようじ)役】
オファーをいただいたときにうれしくてときめいている自分がいました。現場は内容が盛りだくさんで、周りのモチベーションも高く、いい緊張感もあるので毎日が刺激的でした。久しぶりの映画の現場でしたし、この歳でも初めて経験することもいろいろとあるのだなと感じました。
【宇梶剛士:広島仁正会・理事長 溝口明(みぞぐち・あきら)役】
久々にこんな役をいただいて満たされております。もちろん裏社会を描いた作品は何本も出演させてもらっていますが、ほとばしる怒鳴り合いなど、そういうぶつかり合いは記憶にないですね。溝口という男の全体像、作品や組織の中でのポジションなどを大いに考えて、芯を外さないようにしました。
【かたせ梨乃:故・五十子正平の妻 五十子環(いらこ・たまき)役】
前作を拝見して、石橋蓮司さんが演じられた五十子正平が重厚な艶がある極道だったので、この人の妻ならぜひやりたいと思いました(笑)。極妻は妻であり姉であり、母であり、女性のいろいろな要素を持っている人。そのイメージをもう一度自分の中に蘇らせて演じさせていただきました。
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