Tuesday, June 16, 2020

北が軍事挑発4計画…与正氏の提案暴露に韓国「前例のない非常識な行為」 - 読売新聞

 【ソウル=豊浦潤一】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部報道官は17日、開城ケソンの南北共同連絡事務所を16日に爆破したのに続き、具体的に検討している四つの軍事行動計画を明らかにした。

 計画は、〈1〉南北協力事業の金剛山クムガンサン観光地区と開城工業地区への部隊展開〈2〉2018年9月の南北軍事分野合意に従って非武装地帯(DMZ)から撤去した軍の監視所を再び設置〈3〉西南海(黄海)上を含む全ての前線に配置された砲兵部隊の態勢を強化し、軍事訓練を再開〈4〉韓国にビラを散布するために前線の地域を開放――だ。

 北朝鮮が今後、軍事境界線に沿って設けられた非武装地帯や黄海の北方限界線(NLL)付近で武力挑発に出る可能性が出てきた。

 韓国軍合同参謀本部作戦部長は17日午前、「(北朝鮮が)実際の行動に移した場合、必ず対価を払うことになる」と警告し、南北間で緊張が高まっている。

 一方、朝鮮中央通信は17日、韓国の文在寅ムンジェイン大統領が15日、北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長に特使の派遣を提案する通知文を送ってきたと暴露した上で、正恩氏の妹の金与正キムヨジョン党第1副部長が「不純」「非現実的な提案」として拒否したと報じた。

 特使は、鄭義溶チョンウィヨン国家安保室長、徐薫ソフン国家情報院長で、「最も早い日」の訪問を希望していたという。北朝鮮は事態の収拾を急ぐ文政権の提案をはねつけ、揺さぶりを強める狙いとみられる。

 与正氏は17日、文氏が15日に大統領府の首席秘書官会議で、南北関係が発展しなかったのは「外部要因に揺らいだため」と発言したことを「図々しい詭弁きべんだ」と批判する談話も発表した。南北合意が履行されなかったのは韓国の「親米事大(主義)のせいだ」とし、「卑屈な相手とこれ以上、北南関係を論じることはできない」と強調した。文政権に、米国の承認を得ずに対北支援に踏み切るよう迫ったものとみられる。

 韓国大統領府の尹道漢ユンドハン・国民疎通首席秘書官は17日午前の記者会見で、非公開の特使派遣提案を暴露されたことについて、「前例のない非常識な行為で、提案の趣旨を意図的に歪曲わいきょくしており、強く遺憾を表明する。今後は基本的な礼儀を備えてほしい」と不快感を示した。

    *

 朝鮮通信(東京)は17日、南北共同連絡事務所が16日午後に爆破される様子を捉えた写真を配信した。建物の破片が飛び散る様子を確認できる。

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June 17, 2020 at 10:10AM
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