(CNN) アポロ計画の宇宙飛行士が地球に持ち帰ったサンプルより大きな月のかけらがこのほど、オークション運営会社のクリスティーズから売りに出されることになった。
クリスティーズの発表文によると、NWA 12691の名称で知られるこの月隕石(いんせき)は流星群の中の1つとして地球に降り注いだもので、2年前にサハラ砂漠で見つかった。
販売にあたり提示された価格は250万ドル(約2億6700万円)前後。オークションではなく当事者同士の売買となるため、当該の金額が払える人であればだれでも即座に購入することができる。
NWA 12691の重さはおよそ13.5キロあり、地球で見つかった月の一部としては5番目に大きい。クリスティーズの幹部はCNNの取材に電子メールで答え、大型の月隕石自体がごく限られた数しか見つかっていない中で、これだけの大きさのサンプルは世界的にも価値が高いとの見解を示した。
月隕石は小惑星か彗星(すいせい)が月に衝突することで生じる隕石で、地球上で見つかるのは極めて珍しい。これまでのサンプルは手のひらに収まる大きさだったが、NWA 12691はその10倍を超えるという。
アポロ16号の宇宙飛行士が1972年に地球に持ち帰った「ビッグミューリー」と呼ばれるサンプルの重さは、およそ11.7キロ。
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May 02, 2020 at 11:27AM
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重さ13キロ超の「月の石」、2.7億円で売り物に アポロ計画のサンプル上回るサイズ - CNN.co.jp
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