県と木曽町は、二〇一四年の御嶽山噴火災害を受けて御嶽山麓に建設するビジターセンターの基本計画案を発表した。来月十八日まで一般から意見を募集し、一九年度内に基本計画を策定する。
ビジターセンターは火山防災情報を発信する施設で、県が王滝村田の原の登山道入り口に、木曽町が三岳地区の道の駅付近に、いずれも五百平方メートル程度の建物を整備する。二一年度に建設工事を開始し、二二年度の完成を目指す。
基本計画案は県、木曽町、王滝村による建設専門委が一月にまとめた基本構想に沿った内容。いずれも「御嶽山を知り、火山を理解し、次世代につなげる」を基本コンセプトに、火山情報や噴火災害の記録、御嶽山にまつわる歴史文化などを紹介するほか、トイレや飲食スペースを設ける。
田の原の施設は六〜十月に開館して主に登山者を対象とし、三岳の施設は通年で観光客や地域住民を対象とする。建設費はそれぞれ三億五千万円、三億二千万円と算出。名称は「御岳県立公園御嶽山ビジターセンター」と「木曽町御嶽山ビジターセンター」としているが、愛称も含めてこれから検討する。
県は県庁や各地域振興局に、木曽町は役場と各支所に基本計画案を置き、ホームページでも見ることができる。意見はメールと郵送、ファクスで受け付けている。
（問）県自然保護課＝０２６（２３５）７１８０、木曽町企画財政課＝０２６４（２２）４２８７
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February 24, 2020 at 03:09AM
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ビジターセンター基本計画案に意見を 県など御嶽山防災発信 - 中日新聞
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