木祖村を画家の村に――。そんなプロジェクトが動き始めている。中山道・藪原宿の「旧藤屋旅館」を芸術家が滞在しながら創作活動できる共用アトリエとして整備し、ギャラリーを併設して地域住民との交流拠点とする計画だ。6月には住民が芸術と触れ合う場を設け、機運を盛り上げる。
木曽町在住の画家・岩熊力也さん(50)が企画し、村地域おこし協力隊員の大沢理沙さん(23)が協力している。きっかけは岩熊さんらが2017年から木曽地域で毎年開催している芸術イベント「木曽ペインティングス」。藪原宿を舞台にした昨年は芸術家26人が空き家5軒で作品を制作・展示したが、夜は宿泊先がある隣の木曽町に引き揚げ、住民との交流が限られた。
キャンバス画枠など絵画関係の木工業が盛んな村は、1980年に「日曜画家の村」を宣言。かつては洋画家・藤田嗣治も滞在し、作品を残した。そんな村を「画家の村にしたい」と思っていた岩熊さんは「滞在して制作する場所を作らないと始まらない」と考えた。
目をつけたのが、村が移住体験施設などとして所有者から借りている旧藤屋旅館。木造2階建ての1階和室をフローリングにしてアトリエとして使用。玄関横の倉庫は木調のギャラリー、玄関前はウッドデッキを設置し芸術家と住民がくつろげる場所にする。2階は現状のまま居住スペースとする。4月頃に改修を始めたい意向だ。岩熊さんは「制作風景もオープンにし、ワークショップや住民との食事会も開きたい」と地域交流を意識する。
今年の木曽ペインティングスも木祖村で6月5~21日に開催される。芸術家34人が参加し、会場は昨年の5軒から、旧藤屋旅館を含む11軒と大幅に増える予定だ。期間中、「藪原美術大学」も開き、芸術家によるワークショップや講義、作品解説、地元の音楽グループのライブイベントを住民に楽しんでもらう。
岩熊さんは「1年を通して芸術家が共用アトリエで滞在、制作してくれれば、『画家の村』として定着していく」と期待する。
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February 25, 2020 at 03:00AM
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「画家の村」化計画 木祖村で - 読売新聞
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