政府がまん延防止等重点措置の来月２０日までの延長を決めたことを受けて、神奈川県は２８日夜、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、措置の対象地域に平塚市と小田原市、それに秦野市の３つの市を新たに加えることなどを決めました。
神奈川県は２８日夜、対策本部会議を開き、来月１日から２０日までの間、「まん延防止等重点措置」の対象地域に平塚市と小田原市、秦野市を加え、これまでの１７市町とあわせて２０の市と町に拡大することを決めました。
これらの地域では、飲食店に対し酒類の販売や持ち込み、それにカラオケの提供を停止した上で、営業時間を午後８時までとするよう引き続き要請します。
一方、協力した飲食店に支給する協力金について、これまで中小企業に対しては、売り上げに応じて１日あたり４万円から１０万円を支給していましたが、財源不足を理由に来月１日からは３万円から１０万円に変更することになりました。
大企業については、これまでと同じく、売り上げに応じて、最大２０万円を支給します。
一方、時短や酒類の提供停止の要請について、応じない店には「命令」などを適切に運用し、応じている店との公平性を保つとしています。
また、対象地域内の劇場やショッピングモール、それにスポーツ施設などの集客施設のうち建物の床面積の合計が１０００平方メートルを超える大型施設に対し、営業時間を午後８時までに短縮することを求める要請も継続し、協力した事業者には、短縮した時間などに応じて協力金を支給します。
対象地域内でのイベントについても、午後９時までとし、人数は５０００人以下とする対応を継続し、声援などの大声が想定される場合は定員の５０％以内とし、酒類の提供は、持ち込みも含めて行わないよう要請します。
黒岩知事は、「新規感染者数は現在も２００人を超えており、急拡大はしていないが、高止まりの状況で引き続き予断を許さない。さらに延長をお願いするのは大変心苦しいが、これで本当に最後にしたいので、改めて協力をお願いしたい」と話していました。
一方、営業時間の短縮などの要請を守らない飲食店があることに触れ、「多くの人が苦しい中で協力してくれているので、なんとかルールを守ってもらえるように工夫していきたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 「まん延防止」再延長 神奈川県３市を追加し２０市町に｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB )
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