Tuesday, May 18, 2021

水素関連プロジェクトの研究開発・社会実装計画を策定しました (METI - 経済産業省

terasibon.blogspot.com

2021年5月18日

経済産業省は、グリーンイノベーション基金を用いて実施予定の水素関連プロジェクトの内容をまとめた研究開発・社会実装計画を策定しました。

1.背景・趣旨

2050年カーボンニュートラル目標に向けて、令和2年度第3次補正予算において2兆円の「グリーンイノベーション基金」を国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援していくこととしています。

基金の適正かつ効率的な執行に向けて、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会において、「分野別資金配分方針」が決定されました。同方針を踏まえ、同部会の下に設置された分野別ワーキンググループが、基金で実施するプロジェクトごとの優先度・金額の適正性等を審議した上で、担当省庁のプロジェクト担当課室が、各プロジェクトの内容を「研究開発・社会実装計画」として策定し、順次公募を開始していくことになっています。

この度、エネルギー構造転換分野ワーキンググループでの議論と、パブリックコメントに対して提出された意見を踏まえ、本日、水素関連プロジェクトの研究開発・社会実装計画を策定しました。

2.水素関連プロジェクトの研究開発・社会実装計画の主な内容

(1)「大規模水素サプライチェーンの構築」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画

  • 水素運搬船を含む輸送設備の大型化等とともに、水素発電の実機実証(混焼・専焼)等を実施することで、水素の大規模需要の創出とともに供給コスト低減を可能とする技術を確立し、2030年に水素供給コスト30円/Nm3、2050年20円/Nm3以下(化石燃料と同程度)の達成を目指す。

(2)「再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画

  • 余剰再エネ等を活用した国内水素製造基盤の確立や、先行する海外市場獲得を目指すべく、水電解装置の大型化やモジュール化、優れた要素技術の実装、基礎化学品や熱需要の脱炭素化実証といった技術開発等を支援し、水電解装置コストの一層の削減(現在の最大1/6程度)を目指す。

3.今後の予定

本日より、NEDOが水素関連プロジェクトの公募を開始します。詳細は、当省ニュースリリース「水素関連プロジェクトの公募を開始します」を御確認ください。

関連資料

「大規模水素サプライチェーンの構築」プロジェクト

「再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造」プロジェクト

関連リンク

担当

  • 【基金全体について】

    産業技術環境局環境政策課
    カーボンニュートラルプロジェクト推進室長 笠井
    担当者: 田村、黒岩

    電話:03-3501-1511(内線 3344)
    03-3501-1733(直通)
    03-3501-7697(FAX)

  • 【水素関連プロジェクトについて】

    資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギーシステム課長 白井
    担当者: 藤岡、安岡

    電話:03-3501-1511(内線 4558)
    03-3580-2492(直通)
    03-3580-5308(FAX)

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 水素関連プロジェクトの研究開発・社会実装計画を策定しました (METI - 経済産業省 )
https://ift.tt/3hxcSx5
Share:

Related Posts:

0 Comments:

Post a Comment