バイデン米大統領は13日午後、先に提案した2兆2500億ドル(約246兆円)規模のインフラ計画を巡り、共和党上院議員6人とホワイトハウスで協議した。ハリス副大統領とブティジェッジ運輸長官も参加し、議員からは妥協の可能性について勇気づけられたとの声も上がった。
大統領は前日、上下両院の与野党首脳4人とも同計画について協議していたが、明確な方向性は浮かび上がっていなかった。
バイデン大統領は13日の協議後に記者団に対し、「妥当な合意に達することができると非常に楽観している。仮に合意に至らないとしても、誠意を持った取り組みに着手した」と指摘。政権側の提案内容と財源確保の方法を説明したのに対し、議員側は対案を用意すると答えたという。

バイデン大統領とハリス副大統領(5月13日)
Photographer: Tasos Katopodis/UPI/Bloomberg
共和党は政権案のカバー範囲や増税による税収を財源としている点に総じて反対しているが、13日の会合に臨んだ上院議員からは妥協点が見つかるのではないかとの感想が示された。
出席者の1人であるキャピト議員は同日の議論について、「とても生産的であり、非常に心強く感じた」と述べ、クラポ議員も楽観的になれる感触があったとコメント。ブラント議員は出席議員側とホワイトハウスの双方がインフラ計画の規模に関して譲歩する用意があるとの認識を示した。
インフラ整備案について何らかの超党派合意に至った場合、複数の法案に分割して成立を目指す可能性が浮上している。合意した部分以外の残りは、一部もしくは全てを共和党の支持なしで成立を図るという趣旨で、バイデン大統領自身も12日、法案分割にオープンな姿勢を示唆した。

バイデン大統領
Source: Bloomberg)
原題: GOP Senators See Possible Infrastructure Deal After Biden Talks(抜粋)
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