インドでデジタル決済サービスを展開する ペイティーエム(Paytm)は従業員に対し、計画中の新規株式公開(IPO)で持ち株売却を望むか判断を求めている。同社の上場はインドで過去最大規模になる可能性がある。
ペイティーエムは7日、IPO申請に備える中で、「オファー・フォー・セール(OFS)」を従業員に送付した。ブルームバーグ・ニュースが確認した文書で分かった。事情に詳しい1人の関係者によると、取締役会はIPO計画を原則承認しており、予備目論見書の草案の仕上げを進めている。7月第1週にも提出される可能性があるという。
ワン97コミュニケーションズのアミット・ケラ氏は従業員と株主宛て文書で、「市場環境や規制、企業などの承認、他の関連する留意事項に応じ、適用法令に従ってIPOを実施することを提案しており、これに関して取締役会から原則承認を得ている」と説明した。
ブルームバーグ・ニュースの5月の報道によると、 ソフトバンクグループや米 バークシャー・ハサウェイ、中国の アント・グループなどが出資するペイティーエムは250億-300億ドル(約2兆7000億ー3兆3000億円)前後の評価額で約2180億ルピー(約3300億円)の調達を目指している。これまでのところインド最大のIPOは、コール・インディアが2010年に1500億ルピー余りを調達した案件。
ペイティーエムが3300億円規模IPO目指す、インド最大か-関係者
IPOはインドの規制に即して新株発行と売り出しを組み合わせた形となる。同国の規定では浮動株比率を2年以内に10%、5年以内に25%とする必要がある。
原題: India’s Paytm Is Said to Move Ahead With Planned $3 Billion IPO(抜粋)
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