Sunday, April 12, 2020

誰がなぜ?厚労省のコロナ対策グラフに密かな改変(JBpress) - Yahoo!ニュース

 医師兼マンガ家の近藤慎太郎です。

 医師としての私の専門は「消化器内科」と「予防医療」です。

【図】「新型コロナウイルス対策の目的(基本的な考え方)」の最初のグラフ。このグラフに微妙な改変が行われる

 消化器内科は、胃や大腸といった消化管、肝臓、胆道、膵臓など、非常にたくさんの臓器を対象とする科です。その中でも、私は特に消化管を専門としています。

 また、予防医療というのは、病気の発症を未然に防ぐ、もしくは病気をできるだけ早期に発見して、手遅れにならないうちに適切に治療することです。対象になる病気には、「がん」や「メタボリック・シンドローム」「メンタルの不調」などが含まれます。

 こういった病気についての正しい情報を、マンガを使って分かりやすく解説することを目的に活動しています。

 さて、ここ数カ月、世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるっており、感染症を専門とする医師や関係者たちが、連日様々な情報を発信しています。

 私としても、コロナウイルス自体の知見に関しては、専門家に任せておこうと思っています。ただなにぶん、これは多くの現代人が経験をしたことがない未曽有の事態です。ここから先、感染症に限らない様々な問題が生じてくるはずです。

 たとえば、

 「リモートワークになった時に、どんなリスクが生じるのか?」

 「運動不足はどう解消すればいいのか?」

 「メンタル面はどうコントロールすればいいのか?」

 「食事は何が良いのか?」

 ・・・などに関しては、感染症領域にとどまらない、横断的な知見が求められます。

 そしてその時に重要なのは、とにかく問題の芽を早期にみつけて、早期に対処することです。そうしなければ、家という密室の中で、生じた問題が負のスパイラルに乗ってどんどん悪くなる、ということもありえるのです。

 こういった状況を鑑みると、私が専門とする、予防医療の知見が必ず役に立つと確信しています。

■ 「山の高さ」が変わっている!? 

 さて、それでは本論に入りましょう。今回は、おそらくほとんどの方が気づいていない、重要な問題について解説します。

 新型コロナウイルスは、致死率こそ驚くほど高いわけではありませんが、なにより感染力が強いことが特徴です。イタリアやスペイン、アメリカで数日のうちにあっという間に患者が増えるのを、私たちは目の当たりにしてきました。

 ひとたび感染爆発(オーバーシュート)を起こせば、それに応じて重症者の「絶対数」が多くなり、医療機関がパンク状態になってしまいます。いわゆる医療崩壊です。平時であれば助けられた命を、キャパシティ不足によって助けられなくなるのです。ここまではさまざまなメディアで報道されている通りです。

 それを起こさないために、今私たちに求められているのは、実は「時間稼ぎ」です。

 というのも、現状では新型コロナウイルスの問題をスパッと解決する特効薬がありません。未感染の人はウイルスに対する抗体を持っておらず、ウイルスが地球上から消えてなくなるわけではない以上、感染リスクは常に付きまといます。今後も一定数の患者が出てくるのは避けられないでしょう。

 専門家は、「ウイルスを封じ込める」ということに関しては、今となってはもう諦めているものと思います(もともとかもしれませんが)。今後、新型コロナウイルスは、風疹や麻疹、インフルエンザウイルスのように、この世に常在して、世界のどこかで局地的な流行をもたらすウイルスになる可能性が非常に高い。

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