イスラエル軍が占領するヨルダン川西岸で、入植地に関するイスラエルの委員会は２７日、新たにユダヤ人入植住宅計約３１００軒の建設計画を承認した。イスラエル公共放送ＫＡＮが伝えた。実際に建設が始まるまでには数段階の承認が必要で、直ちに建設が始まるわけではないが、入植に反対するバイデン米政権の意向を無視した形となった。
西岸を主要な領土として国家建設を目指すパレスチナ自治政府は反発する声明を発表し「パレスチナ人の土地を盗み、不安定と緊張状態をもたらす今回の措置はすべての人々に悪影響を及ぼす」と非難した。
イスラエル建設・住宅省は２４日、今回の計画とは別に、１３００軒以上のユダヤ人住宅の建設計画を発表。プライス米国務省報道官が２６日に懸念を表明した。（共同）
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