8年ぶりのフルモデルチェンジ
フルモデルチェンジを受けた新型レンジローバーは、初代から数えて第5世代目。今回のモデルチェンジで、より一層の電動化が進められた。 エクステリアは、4代目のキープコンセプトではあるが、リア灯火類のデザインは大きく変わった。ドアハンドルは、現行の「ヴェラール」や「レンジローバー・イヴォーク」とおなじく電動格納式にあらためられ、空力性能が改善されて、Cd値はわずか0.30と、従来モデルより約12%向上したという。 テールゲートは、これまでとおなじく上下分割式。下部のドアを倒すと、ふたりがけのベンチとしても使え、専用のカップホルダーも付く。 インテリアは、インパネ上部のインフォテインメント・システムの「PiviPro」用モニターが13.1インチに拡大された。Amazon Alexa音声認識システムとスマートフォンのワイヤレスミラーリング機構は全車標準だ。フルデジタルのメーターも13.7インチに拡大され、新しいヘッドアップディスプレイとあわせて視認性が向上した。 スタンダード・ボディよりホイールベースが200mm長いロング・ボディもある。定員は標準仕様が5人で、リアシートがセパーレト・タイプの4人乗りも選べる。さらに歴代初の3列シート・7人乗りも設定された。 上級モデルの2列目シートには、11.4インチの後席専用インフォテインメント・ディスプレイと、後席用エアコンなどを操作できる8.0インチのタッチコントロールパネルも付く。
フルEVは2024年登場予定
新型レンジローバーは、新アーキテクチャーの「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を使った初のモデルで、ボディの約80%がアルミニウムで構成される。ねじり剛性は先代比で50%高くなったという。 パワーユニットは刷新され、直列4気筒は落とされた。まず販売が始まるのは3.0リッター直列6気筒ガソリン/ディーゼルと小型モーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様とBMW製のV型8気筒ガソリンツインターボ・エンジン搭載のモデルだ。 その約3カ月後には、3.0リッター直列6気筒ガソリン・エンジンにモーターを組み合わせたPHEV(プラグ・イン・ハイブリッド)仕様も追加される。38.2kWhのバッテリーを搭載し、満充電時のEV走行可能距離は最大100kmに達するという。2024年には、内燃機関を搭載しないEVヴァージョンも登場予定であるとされている。 全車ZF製8ATを介して四輪を駆動する。ナビゲーション・システムの地図データを活用して最大3km先の道路にある凹凸を予測し、それに応じて減衰力を事前に調整するアダプティブ・エア・サスペンションを搭載する。最低地上高は295mmだが、スウィッチ操作で145mm高めることができる。 新型レンジローバーの本国での価格は9万4400ポンド(約1481万円)。日本導入時期は未定だ。
文・稲垣邦康
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