古今東西の魅力的なインディーゲームを紹介するコーナー。今回の1本は、隠れて忍んで逃げていくアクション『El Hijo - A Wild West Tale(エル・イホ)』。担当は“古の存在”という贈り名を持つたむ爺。
母を訪ねて三千里!? スニークアクション!?
ほのぼのテイストなグラフィックを見ると、平和な世界を想像させる本作だが、じつはさにあらず! 子どもの人身売買と奴隷化が日常だった世界を描いている一作だ。
ただし、毒々しさを一切感じずにふんわり楽しめるのが特徴で、幼き子どもが母親に再会するための奮闘が描かれる。
植民地時代のメキシコが舞台。母を求めて逃げて逃げて逃げまくれ
主人公は、少年のエル・イホ。本作では、エル・イホは戦うといったことは一切せずに、とにかく敵に見つからないように行動し、逃げて、逃げて、逃げまくるというのが、ゲームプレイの基本となっている。瞬時に敵との距離を開ける“走る”や、物陰に隠れる“かがむ”などが、アクションの基本だ。
また、敵の視野を視覚化でき、安全に動ける範囲を確認できる“上から眺める”や、何らかの仕掛けを動かせる“インタラクト”といった能力も持っている。それらのアクションを組み合わせて逃げるルートを探し出していくという、パズル要素が本作の大きな魅力となっているのだ。
走る

インタラクト


上から眺める


かがむ

光と影

大人に見つからないよう頭を使ってステージを進むパズルアクション
物語はエル・イホと母の幸せなシーンから一転、家を襲われ、とある理由で砂漠の修道院に預けられて、母と離れ離れになってしまうところから始まる。ところが、エル・イホは母親が恋しいあまりに、修道院から抜け出して母親を見つけることに……。
大人たちに見つからないように何とか修道院から脱出しようとするエル・イホ。母親を求める旅の先に待っているものは……?


■狭い通路に大人。さて……

■物陰をうまく使う

■絶望に思える場所も

■隠れる場所と

■タイミングで道を拓く

ときにはアイテムを使って難関を打破
ストーリーを進めるといくつかのアイテムが出現し、エル・イホの助けとなってくれる。アイテムはバラエティーに富んでおり、近い場所に転がすことで範囲内の敵の注意を引きつけられる “石”や、射的ができる“パチンコ”、複数の敵の注意を引ける“ブリキのおもちゃ”などがある。うまく活用して窮地を脱しよう。



同じ境遇の子どもを励ますなどやり込み要素も
道中には脱出とは別のやり込み要素も存在。代表的なものが、同じような境遇の子どもを見つけて励ますというもの。クリアーには直接の関係はないが、励ました人数が“実績”として記録され、それに応じて特典が得られる。そのほか“アイテムを使わずクリアーする”、“物に隠れずクリアーする”といったものなどが用意されている。


■各所にいる子どもを救え

El Hijo - A Wild West Tale(エル・イホ)
- メーカー:THQ Nordic
- 開発:Honig Studios、Quantumfrog
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One、PC
- 配信日:3月26日配信
- 価格:各2420円[税込]
- ジャンル:アクション・アドベンチャー
- CERO:12歳以上対象
- 備考:ダウンロード専売 PC版は2020年12月4日配信で価格は2500[税込] Xbox One版は3月25日配信で価格は2350円[税込]、IARCは3歳以上
からの記事と詳細 ( 『El Hijo - A Wild West Tale(エル・イホ)』母の愛を求めて少年は旅に出る――西部劇ステルスアクションアドベンチャー【とっておきインディー】 - ファミ通.com )
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