Friday, May 21, 2021

東洋刃物、中国・杭州に現地法人 研磨事業を計画 - 日本経済新聞

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工業用刃物大手の東洋刃物は8月に中国の浙江省杭州市に100%出資の現地法人を設ける。まず2億円強を投じて研磨事業を開始。現地企業のニーズを調査した上で刃物を現地で製造・販売する計画もある。

資本業務提携しているフェローテックホールディングスの工場の一角で、2022年1月に7人程度の従業員で操業を始める予定。工業用刃物はある程度使うとナイフを研ぐ必要があり、現地で研磨作業をすることで受注した企業に早く戻せるようにする。

東洋刃物はスマートフォンやタブレットの細かい部材を加工する際に使うスリッターのナイフなどが主力だ。電気自動車(EV)なども含めて中国での事業拡大について需要や販路の調査をし、現地生産に向けて準備を進める。3年後に現地従業員を30人規模に増やすプランもある。

同社はこのほど、23年3月期を最終年度とする中期経営計画を見直した。業績の評価指標として総資産利益率(ROA)を重視。中計の初年度にあたる21年3月期に1.6%だったROAを5%まで引き上げる。清野芳彰社長は「過剰な在庫を減らし、棚卸し資産の圧縮を進める」との方針を示す。

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