Thursday, April 9, 2020

良品計画の20年2月期、純利益31%減 今期業績は未定 - 日本経済新聞

生活雑貨店「無印良品」を運営する良品計画が9日発表した2020年2月期の連結決算は、純利益が前の期比31%減の232億円だった。最終減益は5年ぶり。1月に示していた予想(26%減の251億円)を下回った。情勢不安などを背景に東アジア事業が不振だった。販促キャンペーンの増加で採算も悪化した。6カ月の変則決算となる今期の業績予想は未定とした。

本業のもうけを示す営業利益は19%減の363億円だった。国内の営業利益は11%減少した。人件費や運搬・配送費などの増加も響いた。海外事業の営業利益は韓国や香港の情勢不安が響き、30%減少した。

売上高にあたる営業収益は7%伸びた。国内外で新規出店を強化し、増収を確保した。紳士服や食品が堅調に推移した。

2月末時点の棚卸し資産は1054億円と前年同月に比べて2割増加した。前期は在庫解消のための値引き販売が利益を圧迫し、業績下振れにつながった。店舗の休業が長引けば、在庫の積み上がりが長期化する可能性がある。

在庫増などを背景に足元で運転資金は増加しており、2月末の現預金は388億円と前の期末(554億円)に比べて減少した。店舗の休業で販売機会が減少すれば資金繰りに影響が生じる可能性がある。同日に決算記者会見した松崎暁社長は「店舗休業でキャッシュインがないので十分な資金を2年間確保する」と話し、金融機関からの借入枠の拡大と借り入れを実行すると明らかにした。

20年8月期の業績予想は未定とした。今期は決算期変更に伴い6カ月の変則決算となる。新型コロナウイルスの影響が出る中国の1~6月の収益は今期に反映される。

松崎社長は中国の1~3月期の既存店売上高について「前年同期比52%減少した」と明らかにした。回復については「8月には従来の水準に戻る」との見解を示した。発表済みの3月の国内直営店舗の既存店売上高は前年同月比15%減少した。

新型コロナウイルスの感染拡大で当面は店舗営業に影響が出る見通しだ。3月末時点で国内の187店舗が営業時間を短縮し、海外の140店舗が臨時休業している。

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