Saturday, November 20, 2021

遺骨眠る土砂の辺野古利用計画 「戦没者を冒涜」 沖縄の団体、さいたまで講演 - 東京新聞

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遺骨土砂の使用計画に反対を訴える具志堅さん=さいたま市浦和区で

遺骨土砂の使用計画に反対を訴える具志堅さん=さいたま市浦和区で

 沖縄戦で亡くなった犠牲者の遺骨収集に取り組むボランティア団体代表の具志堅隆松さん(67)=那覇市=が二十日、さいたま市内で講演した。沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立てに遺骨が眠る土砂を使う政府の計画に反対し、「戦没者を冒涜(ぼうとく)する行為で、国民の命が使い捨てにされている」と訴えた。

 計画は昨年四月、防衛省が辺野古の軟弱地盤を改良するため県に申請した設計変更で、土砂の採取候補地に沖縄戦の激戦地だった本島南部を加えたことで明らかになった。

 四十年近く遺骨収集を続ける具志堅さんは計画に抗議するハンガーストライキをするほか、政府に計画断念を求める意見書可決を全国の地方議会に要請。これまでに埼玉県を含む百超の自治体が可決している。

 沖縄戦では埼玉県出身の戦没者も千人以上に上ると紹介し、「沖縄だけの問題ではなく、全国から沖縄に派兵されて亡くなった犠牲者と遺族の問題だ。国民はもっと声を上げてほしい」と呼び掛けた。

 講演は市民団体「沖縄の闘いに連帯する関東の会」が主催。具志堅さんは講演に先立ち記者会見も開き、計画の問題点を指摘した。(近藤統義)

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