CO2を地中に埋めるベンチャーにも投資
マイクロソフトは2020年1月に「カーボンネガティブ」計画を発表。当時の記者会見には本社CEOのサティア・ナデラ氏(右)らが登壇した(写真:Microsoft)
企業にとって自発的、付随的な活動にすぎなかったものが、いまや「生命線」といえる要素に――。「脱炭素」などのSDGs関連施策を軽視すると、事業が立ちゆかなくなる業界が増えている。逆に、これを好機ととらえ、躍進しようとする企業も続々登場。ビジネスとSDGsの最前線を追う。今さら聞けないSDGsの基礎はこちら。
二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の概念は、今や広く知られるようになった。だが、「カーボンネガティブ」という言葉を聞いたことはあるだろうか。
アメリカのIT大手マイクロソフトは2020年1月、2030年までにカーボンネガティブを達成するという計画を発表した。カーボンニュートラルがCO2の排出量を実質ゼロにすることを意味するが、カーボンネガティブはそれを実質“マイナス”にすることを示す。
CO2を“捕獲“する技術に投資
CO2排出量をマイナスにするとはどういうことか。マイクロソフトはまず、今後10年間で自社の直接的な排出と、サプライチェーンに関連する排出の量を現状の半分以下に削減する。
そのうえでCO2を除去するための森林保護などと引き換えに発行される「炭素クレジット」を活用するほか、大気中のCO2を“捕獲“する技術に投資し、排出量以上のCO2を取り除く考えだ。
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