
いわき市平のイトーヨーカドー平店の跡地利用で検討されている商業施設について、食品スーパーや生活雑貨テナントを核とする2階建て施設を整備する計画が固まったことが10日、関係者への取材で分かった。開業予定は2024年2月で、飲食店などが入る2階建てのサービス棟も別に整備する方針。
整備計画を進める同市の真砂不動産によると、敷地東側に建築面積約4600平方メートルの商業棟、西側に約330平方メートルのサービス棟を建設する。商業棟には核となる店舗を含め、洋服や住居用品などを扱う10前後のテナントを誘致する考えで交渉を進めており、同社は「旧ヨーカドーが担っていた、まちなかで衣食住が提供できる地域密着型の施設を目指す」としている。
またサービス棟には飲食店1~2店舗のほか、コミュニティースペース、地域の情報発信機能を持つ施設の設置を検討する。商業棟の屋上を含め、約250台の駐車場を整備する。
市や同社によると、旧イトーヨーカドー平店は建物と立体駐車場が市道を挟んで立地していたが、新施設では市道を敷地北側に付け替え、約1万3千平方メートルの敷地を一体的に開発する。来年6月までに、現在進めている旧店舗の解体工事を終えて道路の付け替え工事に入り、23年4月に新施設の建築工事に着手する計画という。
敷地内には広場を設けるほか、北西には信号機がない円形交差点「ラウンドアバウト」(環状交差点)も整備する。年度内に道路付け替えに向けた都市計画の変更手続きを進め、開発を本格化させる考えだ。
周辺の開発は、市の「中心市街地活性化基本計画」の中の主要計画に位置付けられている。旧イトーヨーカドー平店が今年2月に閉店し、JRいわき駅周辺のにぎわいへの影響が危惧されていた。
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