Thursday, September 16, 2021

中国・香港株式市場・大引け=中国続落、恒大問題の波及懸念 - ロイター

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    [上海 16日 ロイター] - 中国株式市場は1%以上値下がりして引けた。不動
産開発大手、中国恒大集団の債務問題の影響が波及するとの懸念が強まり、不
動産株や銀行株が売られた。
    上海総合指数終値は49.1310ポイント(1.34%)安の3607.
0922。
    上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数
終値は59.621ポイント(1.22%)安の4807.698。    
    中国恒大集団は6.4%下落し、10年ぶりの安値。中国政府が不動産市場の規制を
強化する中、資金繰りが悪化しており、格付け会社フィッチは、同社がデフォルト(債務
不履行)に陥った場合、多くのセクターで信用リスクが高まる可能性があるとの見方を示
した。
    主要子会社の中国恒大地産集団は16日、債券の格下げを受け、上海上場債券の取引
停止を申請。一部アナリストはデフォルトの前兆だと考えている。
    CSI不動産株指数は3%以上下落。ゴールドマン・サックスとJPモ
ルガンは、中国恒大集団の問題が中国の不動産セクター全体に波及する恐れがあるとの見
方を示した。
    CSI銀行株指数は1%安。中国恒大集団の債務問題で不良債権が増え
るのではないかとの懸念が浮上した。
    UBSセキュリティーズのストラテジストは、市場は流動性の状況よりも経済ファン
ダメンタルズの変化に注目していると指摘。
    ユニオン・バンケール・プリヴェの幹部は、中国政府が経済の自由な成長よりも「共
同富裕」を優先していると指摘。「海外投資家が中国の投資機会を見極めるレンズが変化
しており、対中投資戦略もそれに応じて変える必要がある」と述べた。
    上海証券取引所の「科創板(スター・マーケット)」50指数と深セン証
券取引所の創業板(チャイネクスト)指数は、ともに2.4%下落。
 中国                           終値       前日比           %         始値          高値          安値
 上海総合指数              3,607.0922    - 49.1310       - 1.34  3,664.8410    3,677.9198    3,606.7276 
 前営業日終値              3,656.2232                                                                   
 CSI300指数<.CSI3     4,807.698     - 59.621       - 1.22   4,866.794     4,879.531     4,806.144 
 00>                                                                                        
 前営業日終値               4,867.319                                                                   
 
    
 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
 
 

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