小矢部市教委は24日に開いた総合教育会議で、年内に予定していた小中学校再編推進計画の策定を2年間先送りすることを決めた。策定時期の延期は2回目。コロナ禍で保護者の意見を集約するのが難しいためで、2023年12月までの取りまとめを目指す。決定を受け、桜井森夫市長は「方向性を定めたかったが残念。住民に納得してもらうため、きめ細かく丁寧な説明会を開いていく」と述べた。 市教委は、今年11月の国勢調査データを基に市内の児童生徒数の推計作業に着手する方針。23年3月に教育会議で推進計画の素案を協議した後に市議会に報告し、5~8月に保護者説明会などを開く予定である。 市内の小中学校再編をめぐっては、2019年12月に市小中学校統廃合審議会が望ましい学校規模や配置について答申をまとめ、桜井市長に提出。答申では東部小と石動小、蟹谷小と津沢小、蟹谷中と津沢中の統合を求める内容が盛り込まれた。 総合教育会議の委員からは、答申内容を最大限尊重した上で延期を求める意見が出た。市教委は当初、昨年12月に推進計画をまとめる予定だったが、国が少人数学級の議論を進めていることを考慮して策定作業を延期した経緯がある。 成人式は従来通り 20歳を対象に実施 総合教育会議では、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる来年4月以降も、従来通りに20歳を対象に成人の式典を行うことも決めた。名称は現在の「市成人式」から「市二十歳(はたち)のつどい」に改める。 富大、商品開発の場に 「ミーツ・ゲイブン」で橋渡し 桜井市長は24日の定例記者会見で、三井アウトレットパーク北陸小矢部内にある交流スペース「Meets GEIBUN(ミーツ・ゲイブン)」について、市内の繊維業者と富大芸術文化学部による新商品開発の橋渡し役を務める考えを示した。 市によると、市内には編織、染色・加工、縫製など繊維業30社前後が集積している。自社ブランドを展開する企業が少ないことから、市内企業と学生の連携による化学反応を生み出す場として活用したい考えだ。 ミーツ・ゲイブンは、富大と三井不動産(東京)が8月にアートとデザインのコミュニティースペースとして開設。桜井市長は「市民が商業施設で芸術文化の感性を磨くことも可能で、地域産業の活性化につなげたい」と述べた。 桜井市長は、党総裁選について「4人の政策を見ているが、誰に投票するかは決めかねている」と述べ、パッション(情熱)、ミッション(使命感)、アクション(行動力)に基づくリーダーシップをポイントに挙げた。
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