TIS、AIで販売計画を策定するサービス - 日本経済新聞

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システム構築のTISは29日、人工知能（AI）を活用した販売計画の策定支援サービスを始めたと発表した。製造業を対象としており、システムをクラウド形式で提供する。

名称は「予測型経営DXサービスfor販売計画」。統合基幹業務システム（ERP）など社内システムのデータに加え、社外データを活用してAIで分析する。社外から競合の販売価格や原料の価格、為替相場などのデータを取り込む。

AIは各種データを基に販売数の予測値を出力する。企業の担当者はAIの予測を参考に販売計画を策定する。AIの予測を参考にするため判断基準が明確になり、根拠がはっきりしないまま販売計画を策定することを防げる。

システム上で計画値と実績値を一元的に管理できる。システムは計画と実績の差を監視し、差が広がる予兆を検知した場合には自動で警告を発する。問題が顕在化する前に計画を見直すなどの対策をしやすくする。計画と実績に差が生じてから対処し始める企業は多いが、このサービスを使えば先手を打ちやすい。実施した対策の記録も残せるのでノウハウを蓄積できる。

TISは同サービスを導入する前に、予測精度などを判断するための実機検証サービスも用意する。

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