【リオデジャネイロ=淵上隆悠】米政府が3日に発表した新型コロナウイルスワクチンの中南米向け供給計画に、反米左派政権のベネズエラとニカラグアが含まれず、政治的意図が見え隠れしているとして反発が出ている。
中露の「ワクチン外交」を警戒する米国は、今月中に8000万回分を海外に供給する意向だ。3日に発表した2500万回分の割り当てでは、約600万回分が中南米諸国向けとなったが、接種率が著しく低いとされるベネズエラとニカラグアには、「ワクチンの接種計画に透明性がない」(米政府関係者)などの理由で、提供を控えた。
この地域では、中国が台湾と外交関係を持つ国にワクチン提供を材料に関係見直しを迫っている。これを批判する米国が反米左派政権の国にはワクチン協力を手控えた格好となっており、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は3日の演説で「卑劣な迫害だ。心が腐っている」などと批判した。
からの記事と詳細 ( ベネズエラ大統領「心腐っている」、米のワクチン提供計画に含まれず - 読売新聞 )
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