
(香港市場を追加しました) [上海 16日 ロイター] - 中国株式市場は1%以上値下がりして引けた。不動 産開発大手、中国恒大集団の債務問題の影響が波及するとの懸念が強まり、不 動産株や銀行株が売られた。 上海総合指数終値は49.1310ポイント(1.34%)安の3607. 0922。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 終値は59.621ポイント(1.22%)安の4807.698。 中国恒大集団は6.4%下落し、10年ぶりの安値。中国政府が不動産市場の規制を 強化する中、資金繰りが悪化しており、格付け会社フィッチは、同社がデフォルト(債務 不履行)に陥った場合、多くのセクターで信用リスクが高まる可能性があるとの見方を示 した。 主要子会社の中国恒大地産集団は16日、債券の格下げを受け、上海上場債券の取引 停止を申請。一部アナリストはデフォルトの前兆だと考えている。 CSI不動産株指数は3%以上下落。ゴールドマン・サックスとJPモ ルガンは、中国恒大集団の問題が中国の不動産セクター全体に波及する恐れがあるとの見 方を示した。 CSI銀行株指数は1%安。中国恒大集団の債務問題で不良債権が増え るのではないかとの懸念が浮上した。 UBSセキュリティーズのストラテジストは、市場は流動性の状況よりも経済ファン ダメンタルズの変化に注目していると指摘。 ユニオン・バンケール・プリベの幹部は、中国政府が経済の自由な成長よりも「共同 富裕」を優先していると指摘。「海外投資家が中国の投資機会を見極めるレンズが変化し ており、対中投資戦略もそれに応じて変える必要がある」と述べた。 上海証券取引所の「科創板(スター・マーケット)」50指数と深セン証 券取引所の創業板(チャイネクスト)指数は、ともに2.4%下落。 香港市場も中国恒大の急落を受け4日続落して終了した。ハンセン指数は終値ベース で昨年11月上旬以来の安値を付けた。 ハンセン指数終値は365.36ポイント(1.46%)安の2万4667. 85。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は130.73ポイント(1.4 6%)安の8805.80。 不動産指数は3%超下落した。不動産開発の融創中国は 11.3%安、碧桂園も7.2%安となった。 一般消費財関連株は約3%、ヘルスケア株は約2%下落した。テ ック株も1%安。 中国 終値 前日比 % 始値 高値 安値 上海総合指数 3,607.0922 - 49.1310 - 1.34 3,664.8410 3,677.9198 3,606.7276 前営業日終値 3,656.2232 CSI300指数<.CSI3 4,807.698 - 59.621 - 1.22 4,866.794 4,879.531 4,806.144 00> 前営業日終値 4,867.319 香港 終値 前日比 % 始値 高値 安値 ハンセン指数 24,667.85 - 365.36 - 1.46 25,042.03 25,045.55 24,505.21 前営業日終値 25,033.21 ハンセン中国株指数< 8,805.80 - 130.73 - 1.46 8,944.26 8,944.26 8,733.24 .HSCE> 前営業日終値 8,936.53 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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