夕張市は急激な人口減少に対応するため市内の集落を集約し、効率的な運営を進める「コンパクトシティ」の構想を実現するための計画をこのほど公表しました。
現在、人口約７４００人の夕張市は毎年、約３００人ずつ減っていて、人口減少に歯止めがかからない状況が続いています。
こうした中で市は住民サービスを維持するため、去年６月から市内の集落を集約し効率的な運営を進める「コンパクトシティ」の構想を進めていて、このほど具体的な計画を公表しました。
それによりますと、清水沢地区など市内の３つの地区を「拠点地区」と位置づけて都市機能を集約することにしています。
「地域再編地区」と位置づけた４つの地区については▼市営住宅への新規の入居を制限するほか▼地区の住民には将来的に「拠点地区」へ移住するよう促すことにしています。
特産の夕張メロンなどを育てている農家が多い沼ノ沢地区など３つの地区については「生産地区」と位置づけ、生活に不便が生じないよう努めていくとしています。
市は今後、アンケート調査やワークショップを開くなどしてさらに市民からの意見を募り、２０４０年には、計画を実現したいとしています。
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