『ジャスティス・リーグ スナイダー・カット』は来ない!?
アメリカのワーナーメディアと、配信サービスを展開するU-NEXTがSVODの独占パートナシップ契約を結び、Netflixの新たなライバルとして注目されているワーナー系の配信サービス「HBO MAX」の作品をU-NEXT上で独占配信することが発表され、都内で戦略発表会が行なわれました。
今回はその戦略発表会で明らかとなった情報をまとめてご紹介いたします!
そもそもHBO MAXとは
HBO MAXとは北米で絶大な人気を誇るワーナー系の有料TVチャンネル「HBO」を元とする定額制動画配信サービス。HBO自体は長らく動画配信サービスを行なっていましたが2020年5月から一新し、全世界での展開を始め、昨年スタートながらもすでに現在4000万人ほどのユーザーを持つ人気の配信サービスとなっています。
HBO MAXはHBOで放送された『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウエストワールド』など膨大な人気タイトルを抱えながら、最近では北米劇場公開と同時にワーナーの映画が観られるようになっているのも人気のポイント。ワーナー系ということもあり、DCコミックス系の最新映画となる『ワンダー・ウーマン 1984』や『ジャスティス・リーグ スナイダー・カット』を配信し多くの会員を増やしました。
じゃあ日本では何が観れるの?
今回発表された独占見放題配信の作品は以下の通り。
○4月1日から配信
・レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星 (日本初)
・タイガー・ウッズ / 光と影 (日本初)
・セックス・アンド・ザ・シティ
・チェルノブイリ ーCHERNOBYLー
・ウエストワールド
・ウォッチメン
・ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー
・ペリー・メイスン
・バンド・オブ・ブラザース
・シリコンバレー
・ビッグ・リトル・ライズ
・ROME[ローマ]
・ボードウォーク・エンパイア 欲望の街
・シャープ・オブジェクト KIZU-傷-:連続少女猟奇殺人事件
・ナイト・オブ・キリング 失われた記憶
・マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
○順次配信予定
・TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ
・ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア
・メディア王~華麗なる一族~
・ザ・パシフィック
・ユーフォリア/EUPHORIA
・Trouble Don't Always Last : Euphoria Special Episode(原題)(日本初)
・F**k Anyone Who's Not A Sea Blob : Euphoria Special Episode(原題)(日本初)
・ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路
・フレイザー家の秘密
・サード・デイ 〜祝祭の孤島〜
・エンジェルス・イン・アメリカ
・THE WIRE/ザ・ワイヤー
・バリー(シーズン2)(日本初)
・Veep/ヴィープ(シーズン7)(日本初)
・ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤
・The Flight Attendant(原題) (日本初)
・The Nevers(原題)(日本初)
・Mare of Easttown(原題) (日本初)
・Doom Patrol(原題)(日本初)
ほか
実はHBO作品自体は映画専門チャンネルのスターチャンネルやAmazon PrimeVideoなどで配信は行なわれており、すでに見たことがあるような作品が今の所並んでいるというのが正直な印象ですね。
またHBOの大人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』、さらに北米では目玉となっていた『ワンダー・ウーマン 1984』や『ジャスティス・リーグ スナイダー・カット』の配信は今のところはない様子。これはちょっと驚き(会見での説明によれば『ゲーム・オブ・スローンズ』は都度課金とのこと)。
劇場公開映画に関しては劇場がそもそもあまりやっていない北米とは状況が異なるとのことで現状配信の予定はなく、さらに『ジャスティス・リーグ スナイダー・カット』に関してはワーナージャパンからの配信となるため現状配信予定がないとのこと。
ただ、HBOの新作ドラマ/ドキュメンタリーである『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星 』や『タイガー・ウッズ / 光と影』に合わせ、『チェルノブイリ』、『ラヴクラフトカントリー』、『ウォッチメン』などかなり評価の高い話題作が観られるというのはかなり良さげ。
個人的には本国HBO MAXの売りのポイントでもあるDCコミックス系の作品が一気に観られるというわけではないのが残念なところですが、それでもDCコミックス系の中でも極めて奇妙なヒーローチームが主人公のドラマ『Doom Patrol』がついに上陸するというのは超いいニュース(シーズン2まで来る様子)。個人的にはこれを観るためだけでも加入したいところ。
発表会ではワーナーの独占契約ということで、HBO MAXの新作を最速で日本語で観られるということが繰り返し強調されていたので、過去作は別として新作に関してはどんどん入ってくることに期待できそうな気がします。
また、U-NEXTは吹替版制作に力を入れ人気の声優なども積極的に起用していくとも発表していました。吹き替え映画ファンでもあるので、これは楽しみなところ。ただそういった背景から、北米HBO MAXとの同時配信に関してはあまり積極的ではないという説明もなされました。
U-NEXTはどうなの?
U-NEXTは、日本ではNetflix、AmazonPrimeビデオについで三位の位置につける配信サービスで作品数だけで見れば日本で展開されているサービスの中でトップ。ただ、すべて見放題というわけではなく、都度課金形式の作品も多いというのが現状(HBO作品は基本見放題ですが)。
月額料金は1639円(税込)から。ただこの値段は長期契約者向けで、1年以内で解約すると違約金5000円が発生する形式。違約金がないものは月額2189円(税込)のプランとなっています(都度課金で使うことのできる1200ポイントが付与)。
この値段、Netflixのベーシックプランが月額990円から、AmazonPrimeビデオは年会費4,900円ということを考えると、他のサービスと比べるとかなり強気な設定に感じます。ちなみに、U-NEXTでは雑誌読み放題もついてくるので、雑誌も結構読むという人にはお得かもしれませんね。
ちなみに、31日間の無料お試し見放題がありますので気になる人はまずはそこからチェックしてみると良いでしょう。映画ドラマファンとしては、これからHBO MAX作品がどれくらいの頻度とスピードでどれだけくるかが判断材料となりそうですね!
U-NEXTのHBO系の作品紹介ページはこちら。
からの記事と詳細 ( Netflixのライバル「HBO MAX」作品群がU-NEXTで日本上陸。で、何が観れるの? - GIZMODO JAPAN )
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