菅義偉首相が25日午前9時から、参院予算委員会の集中審議に臨んでいます。首相の長男らによる総務省幹部への接待問題や、新型コロナウイルス対応などをめぐり、野党の質問にどう答えるのか。タイムラインで速報します。
10:30
聖火リレー、辞退者相次ぎ「心配される状況」
公明党の山口那津男代表は党中央幹事会で、この日始まった聖火リレーについて「コロナの感染が増加を見せている状況の中で、聖火リレーのランナーを辞退された方も、直接の関係があるかは別にして、心配される状況もある」と述べた。
山口氏は「（感染）対策に万全を期すことはもちろんだが、具体的に徹底を図っていくということが極めて重要だ。ワクチン量の確保、それに応じた接種の体制整備にも万全を期していきたい」と述べた。
10:25
東北新社との面会記録「確認できていない」
総務省の接待問題に関連し、放送法の外資規制違反をめぐる衛星放送関連会社「東北新社」の説明と総務省側の説明が食い違っていることを踏まえ、立憲民主党の福山哲郎氏は、両者の面談記録があるかただした。総務省側は「面会記録については確認できていない」と述べた。
東北新社側は、2017年8月に総務省の担当者と面談し、外資規制違反の可能性を報告したと主張している。一方で総務省の担当者は「記憶にない」としている。
答弁に立った総務省の原邦彰官房長は、この時の面談記録は「確認できていない」としつつ、「許認可申請に関わる一連の過程で、東北新社から出てきている文書もあるようだ」などと答弁。ただ、同社の営業の秘密に関わるとして、「（文書の公開には）東北新社の同意も必要であり、今精査をしている」などと繰り返した。
福山氏は、この問題に関し情報通信行政検証委員会に出された資料については「全部国会に提出していただくようお願いします」と求めたが、原官房長は「資料の公表につきましては委員でお決めいただく」と述べるにとどめた。
10:15
同性婚判決、首相の認識ただす
立憲民主党の福山哲朗氏は、同性婚を認めていない民法などの規定は法の下の平等を定めた憲法14条に違反するとの札幌地裁の判断について、菅義偉首相に認識と評価をただした。
首相は「札幌地裁の判決は確定前のものであり、他の裁判所に同種訴訟が継続していることから判断を注視してまいりたい」と答弁。その上で、「不当な差別や偏見はあってはならないと考えており、政府としては多様性が尊重され、お互いの人権を尊重し生き生きとした人生をおくることができる社会の実現に取り組んでいきたい」などと述べた。
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参院予算委で質問する立憲民主党の福山哲郎幹事長=2021年3月25日午前9時29分、恵原弘太郎撮影
10:00
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