「典型的な “ラブコメ×スポ根” な内容でも数字がいいのは、ひとえに主演の力です」
あるテレビ局関係者がそう語るのは、上白石萌音(23)主演のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)のこと。同作は放送済みの6話まで、毎話視聴率10%超えをキープしている。2020年も、佐藤健(31)と共演した『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)が最終話で15%超えを記録し、彼女は現在、若手の “視聴率女王” だ。
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「さらに、2021年秋開始のNHK連続テレビ小説では、3人いるヒロインの1人を演じます。その次の朝ドラには妹・上白石萌歌さん(20)の出演が内定し、“姉妹リレー” と話題なんです」(テレビ誌ライター)
萌音は、バラエティ番組『世界くらべてみたら』(TBS系)のMCもこなし、現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』では薩摩藩主の娘・篤君役で登場するなど、途切れることなく仕事が続いている。
「さまざまなオファーが続くのは、親しみやすい性格で、現場ウケが抜群だからでしょう。今回のドラマで共演している菜々緒さん(32)たちとも仲がよく、現場のスタッフからも、妹のようにかわいがられているそうです」(芸能関係者)
けっして気取らない姿は、プライベートでも同じようだ。
「高校から東京の学校に通っていた萌音さんですが、卒業後に母校の文化祭を訪れたことがあったんです。本人は『ちょっと、そこまで……』のつもりでふらっと来たのかもしれませんが、当時は2016年の映画『君の名は。』の公開直後。主役の声優を務めた萌音さんは “時の人” で、生徒たちが大盛り上がりしたことを覚えています」(同じ高校の卒業生)
上白石姉妹は、2011年の「東宝シンデレラオーディション」をきっかけにデビューした。当時10歳の妹・萌歌が同オーディションのグランプリを、12歳の萌音も審査員特別賞を受賞。デビュー当初の姉妹は仕事のたびに、故郷・鹿児島から東京に通っていた。
「オーディション後も、近所のショッピングセンターで、姉妹とお母さんが仲睦まじく買い物しているのを見たことがあります。じつは、上白石家がある地域は芸能人を多く輩出していて、AKB48の柏木由紀さん(29)や加藤ローサさん(35)も、萌音ちゃんと同じ中学です」(上白石家の近隣住民)
強い郷土愛が感じられるエピソードもあった。2020年11月に、姉妹が卒業した「鹿児島市立皇徳寺小学校」は創立30周年を迎えていた。しかし、世間は新型コロナ禍。大半の児童が教室で、式典の映像を見る形だったという。
「そこで、萌音さん・萌歌さん姉妹によるビデオメッセージが流れたんです。突然のことに児童たちは驚きながらも、大喜びしていたと聞きました。新型コロナがあったからこそのサプライズだったと思います」(皇徳寺小学校の保護者)
この真心が、仕事にも通じるのだろう。
※視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ(2月23日現在)
(週刊FLASH 2021年3月9日号)
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