Tuesday, February 23, 2021

[東日本大震災10年 記憶]<3>東電 手探りの計画停電 - 読売新聞

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 2011年3月11日、東日本大震災の直後。東京・内幸町の東京電力本社で、関東地域の電力供給を監視していた社員らに衝撃が走った。管内の発電所の多くが停止し、電力供給が一挙に途絶えた。

 大規模停電を防ぐには、電力需要を強制的に減らす「計画停電」に踏み切るしかない。だが、東電にも政府にも経験はなく、準備はゼロ。震災で不安にかられる国民に、どう異例の措置を受け入れてもらうか。暗中模索が始まった。

 首都圏は、当たり前のように享受してきた電気を制限される生活に直面した。

 JR東日本では、大動脈の東海道線など通勤・通学客が多い路線が午前中に運休し、山手線などの都心の主要路線も2割程度に間引き運行された。

 ホームや駅構内は人であふれ、駅の外まで長蛇の列ができた。「電車はまだ来ないのか」「出社できない」などと怒声が上がり、車両のドアが閉められないほど人が押し寄せた駅もあった。

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