Monday, September 6, 2021

エリザベス英女王の葬儀計画明らかに 「ロンドン橋作戦」リーク物議 - 時事通信ニュース

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2021年09月06日13時37分

エリザベス英女王=6月30日、グラスゴー(AFP時事)

エリザベス英女王=6月30日、グラスゴー(AFP時事)

 【ロンドン時事】エリザベス英女王(95)の死去に備え、政府が準備している国葬までの行動計画の詳細が一部で報じられ、騒ぎとなっている。「ロンドン橋作戦」の暗号名を持つ極秘計画の全容が明らかになったのは初めて。リークとみられ、政府が調査に乗り出した。

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 政治専門メディアのポリティコ欧州版が3日、計画の最新版として報じた。女王が死去した日は「Dデー」と呼ばれ、ロンドンのウェストミンスター寺院で国葬が行われる11日目までの手順が詳述されている。
 それによれば、訃報は死去から数時間以内に首相や主要閣僚、トップクラスの高官らに伝達。国民には王室から公式通知として知らされる。首相が最初の声明を出し、続いて国王となるチャールズ皇太子がテレビで国民向け演説を行う。死去の翌日、新国王の即位が宣言される。
 ひつぎは死去から6日目にウェストミンスター宮殿に運ばれ、翌日から3日間、公開安置される。
 政府のメモによれば、女王が新型コロナウイルス流行中に死去した場合、外国からの弔問客らの入国手続きをどうするか、政府内で懸念が示された。ロンドンに数十万人が押し寄せ、交通や宿泊施設などに大きな混乱が生じる恐れも指摘されている。
 ポリティコは女王の健康状態は良好で、計画が最近急いで見直された様子はないとしている。
 政府高官はデーリー・テレグラフ紙に「女王が夫(フィリップ殿下)を亡くして間もないのに、(リーク報道は)無神経だ」と強い不快感を示した。高官によれば、行動計画の最新の詳細版は政府部内のごく一部でしか共有されていない最高機密だという。

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